都知事選「細川・小泉連合」自民党戦々恐々!「殿、ご乱心」と一斉攻撃
小泉進次郎「(オヤジは)まあそうだろうな。(細川・舛添)どっちも応援しません」
政治アナリストの伊藤惇夫氏は「ツーショット会見をやるかどうかと思っていたら、そうなりましたね。強力なチームが誕生した」という。「わかりやすい選挙になった。東京五輪も社会保障も防災も当たり前。だれもがいう。そこへもうひとつ選ぶ材料ができたわけです」
政治学者の岩井奉信・日大教授も「小泉さんがツーショットまでするとは。自民党に弓を引いたわけで、本気なんだなと感じさせました」という。
司会の羽鳥慎一「脱原発を争点にすることはどうですか」
岩井「都政の問題であるかどうか。多少は違和感がありますよ」
羽鳥「ワンイシューで押すのが小泉流だが」
宇治原史規(タレント)「見てると小泉さんが出るのかなぁと(笑い)」
ANNが全国で行った世論調査(1月12、13日)では、「都知事選に関心がある」72%、「原発がテーマのひとつになってもいい」69%だ。所が「全国調査での結果です。元総理のツーショットが何を意味するのか」という。
自民党は大変だ。「殿ご乱心」(甘利明・経済再生担当相)、「オリンピックを人質に取って、原発の是否を問うというのは政治の道理からも卑怯なやり方」(森喜朗元総理、東京五輪組織委員長)、「(細川氏が辞めた理由の)佐川急便からのお金の問題を都民がどう受け止めるか」(菅義偉官房長官)と一斉攻撃を始めた。
息子の小泉進次郎氏にもマイクをつきつけられたが、「(父の細川氏支援には)まあそうだろうな」とだけ。「(私は)除名された候補(舛添氏)を応援することもない。(細川氏応援も)ありません」
民主党はきのう、「組織的勝手連として細川候補を支援する」と珍妙な声明を出した。自民党がもっとも懸念するのは、細川・小泉のツーショット効果だ。
岩井「小泉さんは動物的勘を持っています。細川さんは勝負にこだわらない問題提起。都知事を選ぶ選挙とは異質になってくるのかもしれません」
しかし、間違いなく面白い。都民は騒ぎが大好きだ。