歯ぐきのこの痒さはなんだ!歯槽膿漏か?歯ぎしり酷くクレーム受けた
とにかく痒いのだ。掻けば掻くほど痛みが増す。何を隠そう、いやいや隠すことでもないのだが、これまでずううううっとアトピー性皮膚炎に悩まされ、生まれてからこの長き月日、仲良しなのは皮膚科だけだ。
でもでも、この痒さは違う。歯ぐきが痒いのだ。たぶんこれは「歯槽膿漏」に違いない。歯並びは遺伝的に悪く、小学校低学年から虫歯ではなく、歯並びのために、あのお医者さんはイイらしいという主婦ネットワークという口コミを頼って、母親は歯並びの悪い娘2人(私と妹)を連れて、遠く離れた市まで車を飛ばしたものだった。
その頃に、顕微鏡で歯に住むバイキンを見せられてゾっとして鳥肌がたったのを今でも覚えている。きっと、今のほうがウジャウジャいるに違いない。その辺はたえず毎晩酔っ払って、嫌なことから眼を背けている。間違いないのは、そんな積み重ねの日々が痒みにつながっているということだ。
子どものころの歯列矯正の後遺症
さて、子供の頃の話に戻そう。歯列矯正は施術する時期の見極めが難しい。最初に通った名医はそういい、すぐに歯に矯正器具がつけられることはなかった。しかし、父の都合で転勤すると、またまた母親ネットワークで辿りついた歯科医院で、本格的な歯列矯正を受けることになる。これが今の私の顔にいたる大きな要因だ。歯列矯正は歯並びの美しさを作りだすために、子供の顔の成長を無視して矯正を強制していたのだと、今ならわかる。
新しい歯科医は器具をはめることを提唱した。その結果、歯並びはよくなったものの、顎関節症になり、顔のかたちも噛み合わせの不都合で昔と変わってしまった。
歯列矯正の時を思い出すほどに、歯ぐきが痛痒い。何も食べていないときは大丈夫なのだが、ものを食べ、ましてや煙草を吸うと、ヒリヒリジリジリと歯ぐきが痒くなってくる。かといって、掻くことはできない。気がつけば歯ぎしりしている。それでなくても、私は噛み合わせが悪く、歯ぎしりがひどい。昔、彼氏にそれも原因のひとつで別れられた。今でも同居人からは、寝室が別にも関わらず、ハギシリ音がヒドイとクレームをつけられている。
歯医者に行きたくても混んでるし、仕事は忙しいし…
そろそろ、歯医者にちゃんと通わなくちゃ。顔が死んでると指摘されている女の口元が、だらしなくヤニと酒でひどいことになってしまうもの。でも、マスコミの仕事は名医を紹介してもらう機会は増えるけれど、通院の予約は取りにくく、出たがりのお医者さんのもとには、メディアを通じて知った患者さんがワンサカ。あぁ、こんな風になるんじゃ、メディアで紹介しなきゃいいのに。
出演者や制作を取り仕切る権力のある人は無理を聞いてもらうことはあるけど、作家なんて部外者そのものだからなぁ。いつか優先してもらいたいという大いなるエゴという夢を抱いて、きょうも歯科医院には行かずに仕事をするしかない。
モジョっこ