2024年 5月 3日 (金)

「平成の大合併」甘い餌に群がった新自治体いまや借金まみれ!財政強化のはずが破綻の危機

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合併進めた国は手のひら返し!煽るだけ煽って「借りたのはあなた方の勝手でしょ」

   甘いエサを与えた国の施策に問題があったのか、分不相応にエサに飛びついた自治体に問題があったのか。国谷裕子キャスターは「合併特例債を発行した市町村は506にのぼり、発行総額は5兆3600億円に達しています。それが借金返済となって重くのしかかり始めているわけですが、ある程度、財政の悪化や不安は推測できたのではないでしょうか。それでもこぞって合併に走ったのはどうしてでしょうか」と、後藤・安田記念東京都市研究所の新藤宗幸常務理事に聞いた。

「少子高齢化だけを考えても、財政状態がよくなるわけはないですよね。やはり、効率化を図り、町の近代化を進めるという雰囲気に流されたとしか言いようがないでしょう」

   国谷「合併特例債に国はもう少し慎重になるべきだったような気がするがしますが」

   新藤「私もそう思います。いかに合併させるか。そういう誘引を次々出して自治体を乗せていくという読みがあったと思いますが、当時の言葉として自己責任もよく言われました。国は『別に割り当てたわけではないよ。借りたのはあなた方でしょ』という言い方ができますからね。 合併が悪いとは言いませんが、きちんとした方向性を考えないで、やれ特例債だ、交付税の優遇だと飛びついてハコ物をつくったのは反省しないといけないでしょう」

   篠山市は京文化の影響が色濃く残る観光と農業を組み合わせた観光農業に力を注ぐ。全国ブランドの丹波黒大豆や最高級ブランドで知られる丹波大納言(アズキ)など特産品の生産に力を入れ構造転換を始めている。

モンブラン

*NHKクローズアップ現代(2014年4月30日放送「平成の大合併 夢はいずこへ」)

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