2024年 4月 26日 (金)

細川・小泉コンビ「自然エネルギー会議」立ち上げ!政治抜きで広範な議論の場

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   都知事選でコンビを組んだ細川、小泉両元首相が再び脱原発でコンビを組み、「原発のない国造りのために頑張っていく」(小泉元首相)ことになった。脱原発を国民運動にしようと、一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の設立総会が7日(2014年5月)に都内で開かれた。

発起人・賛同者に梅原猛、瀬戸内寂聴、菅原文太、吉永小百合…

   小泉は「全原発が止まってもうじき1年なんですよ。原発なしじゃやっていけないって、やっているじゃないですか。私も『過去の人』と言われましたが、これから来る未来の世代のためにも原発のない国造りのために頑張っていく」と意気軒高だ。細川も「自然エネルギーによって日本の活路というものを開いていくまたとないチャンスです」と語る。

   この会議の設立発起人には哲学者の梅原猛、作家の瀬戸内寂聴や赤川次郎、俳優の菅原文太らが名を連ね、賛同者には吉永小百合などの著名人も多い。では、どこまで本気か?

   2月の都知事選に立候補した細川は、小泉の支援を得ながらもいまひとつ本気度が有権者に伝わらず落選した。得票数も3位だった。政治評論家の浅川博忠氏は「元総理の道楽で終わるのか、政界再編の影響力を増すのか。半年間の行動が勝負」と見る。

ネーミングに「脱原発」掲げなかった深慮遠謀

   スタジオでは法人のネーミングを巡って意見が割れた。テレビ朝日ディレクターの玉川徹が「なぜ脱原発が名前に入らないのか。自然エネルギー推進会議では自民党と同じではないですか」と訝ったのに対し、タレントの松尾貴史は語気を強めて「いいじゃにですか。ネガティブな脱原発よりも前向きで。この名前のほうが賛同しやすい」と反論した。

   たしかに、インパクトのある小泉演説に比べると、自然エネルギー推進会議は役所が使うタイトル風で当たり障りがなく、インパクトに欠ける印象は否めない。今後の活動も政治抜きで、全国でタウンミーティングを行なったり、太陽光発電所の視察をしながら脱原発を国民運動に盛り上げるのだという。

文   モンブラン
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