2018年 8月 20日 (月)

『軽度認知症』400万人―「同じこと何度も言う」「約束忘れる」「大事なもの置き忘れる」…検査急げ!

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   厚労省は昨年、「軽度認知症(MCI)」に人が全国に400万人いると発表した。認知症ではないが正常でもないという中間状態だ。鳥取大学・浦上克哉教授は「予備軍は放っておけば認知症を発症します」と言う。海外のデータではMCIの5~10%が1年以内に認知症を発症しているという。どんな症状で予防法はあるのか。

予防法「スーパー後戻りNG」「大股で歩く」「2日前の日記を付ける」

   岐阜市で「もの忘れ外来」を開く奥村歩医師がチェック法を解説した。「ポイントは6つあります。(1)同じ事を何度も言ったり聞いたりする。(2)人と会う約束を忘れる。(3)最近の印象的な出来事を覚えていない。(4)電話で聞いた事を家族に伝えられない、覚えていない。(5)財布、鍵など大事な物を置き忘れる。(6)薬の管理ができなくなった―です。これらの行動があれば記憶力検査をしたほうがいいですね」

   MCIの進行を止める予防法はあるのか。国立長寿医療研究センターの島田裕之部長のは日常生活で有効な記憶力改善方法を提案する。まず、「スーパーでの買い物で後戻りNG」。どんな食材を買うか、どこに並べられているかの記憶をたどり、1度も後戻りをしないで買い物をする手順を考えて、その通りに実行する。次は「歩幅を5センチ広くして歩く」。やや強い有酸素運動をすることで、脳の神経細胞の物質を多く作れる。もう一つは「2日前の日記をつける」。何も見ないで書く事で、認知症で衰えるエピソード記憶を鍛えることができる。

「これらのレッスンは、使っていない神経細胞を蘇らせ、脳梗塞や糖尿病や認知症などのトラブルの時にリザーブ選手としてカバーができるので、とっても有効です」

頭と体を一緒に働かせる「デュアルタスク」

   さらに、デュアルタスク法も有効だ。「運動しながら頭も使う。つまり2つの神経を同時に使うんです。ウォーキングをしながら102の数字から3ずつ引いてゆく、踏み台の上り下りをしながらシリトリゲームをする。1週間に90分、1年間続けたチームは、何もしないチームより格段に記憶力が上回りました」(浦上教授)

   「近ごろ物忘れがひどくて…年だね」なんて言っていると、MCIかもしれない。

(磯G)

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