理研プロジェクトリーダーが患者受け入れ中止「倫理観欠如もう耐えられない」

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   理化学研究所の小保方晴子リーダーはきのう3か月ぶりに姿を見せ、STAP細胞の検証事件に向かった。ところが、今度は理研CDB(発生・再生科学総合研究センター)の網膜再生医療研究開発プロジェクトの高橋政代プロジェクトリーダーが、「理研の倫理観にもう耐えられない」と新しい患者の受け入れを止める可能性を自分のツイッターに書き込み、理研騒動は収まりそうもない。

目の網膜再生で国際的に高い評価

   高橋リーダーは何に怒っているのか。岡安弥生リポーターはこう伝える。高橋氏は、理研が小保方氏の処分を見送ったこと、これまでの数々の疑義について説明がないまま検証実験に小保方氏の参加が決まったことなどを問題視しているようです」

   高橋氏はネイチャー誌が選ぶ2014年注目の研究者5人のうちの1人で、iPS細胞を使って目の網膜の一部を再生し、視力を回復させる臨床研究が高く評価されている。この夏にも1例目の移植を行うことになっている。

   ゲストの科学ジャーナリスト・大朏博善氏はこう見る。「高橋さんはiPS細胞の臨床までを研究してきた人物です。iPS細胞は予期できないことが起こる場合もあります。その時の対応のためには、靜かで落ち着いた雰囲気であることが必要です。人を相手に臨床研究をするわけですから、今のような雰囲気では考えてしまうでしょう」

iPS細胞の臨床研究に大きな影響

   京都大学細胞研究所の八代嘉美准教授は「日本が初めてiPS細胞の臨床研究に着手すると世界から注目を浴びています。それが中止になるとダメージは小さくないと思います。そういう研究が行われなくなるということになれば、今後、網膜に限らず、他の細胞にもいろいろなところで影響が出てくるでしょう」と説明した。

   コメンテーターの宮田佳代子(テレビキャスター)「理研の対応が後手後手に回ったのが最初の間違いでしょうね。それが組織の内も外も大きな不信感を生んだ」

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「ツイッターという手段は安易ではないかなあ。きちんと言いたいことがあるなら、正式な文章にして提出すべきだと思います」

   その通りだ。高橋リーダーの患者たちは「やめます」なんてツイッターでつぶやかれたのでは困惑するばかりだろう。

文   ナオジン
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