2024年 4月 27日 (土)

「錦織圭」4時間19分の粘り勝ち!テニス全米オープン8強―92年ぶりに日本人

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   きのう(日本時間9月2日)行われたテニスの全米オープン4回戦で、錦織圭選手(24)=世界ランキング11位=が、同6位のミロシュ・ラオニッチ (カナダ)(23)をセットカウント3―2で破り8強入りを果たした。日本男子では1922年の清水善造選手以来92年ぶりだ。

身長196センチから繰りだされる230キロの剛球サーブ

   試合直後の錦織選手は「2―1ダウンから挽回できてよかったですね。まだ実感がないですけど、あすはしっかりリカバリーしたいですね」と意外にクールだ。

   彼を指導した元テニスプレーヤーの松岡修造は「ありがとうというのが最初に出た言葉でしたね。あの挽回劇はどの選手が見ても拍手を送るだろうね」と、いつもに似合わずこれまたクールだった。

   素晴らしい熱戦だった。ラオニッチは196センチの長身から繰り出す230キロを超える剛球サーブの持ち主で、序盤はこれが錦織を圧倒して第1セットをとった。第2セットは錦織がこれに食いつき取り返したが、第3セットは激しい競り合いの末にラオニッチがとった。

   松岡は「『絶対勝てる』という完全な錦織ペースだったのが挽回された。体力的にも疲れているし、相手はビッグサーバーですから、『もう終わった』とみんなが、いあや、ボク自身もそう感じました」という。

   だが、第4セット。錦織は驚異的な粘りで取り返してイーブンとする。

   再び松岡「ひと言でいうと、圭は強くなった。心がものすごく強くなった。優勝候補相手に踏ん張った。あきらめない気持ちというんでしょうか」

   そして、ついにラオニッチを左右に振り回して、余裕を持ってリターンを決めた錦織は、ネットの前で満面の笑みでガッツポーズをとった。4時間19分という、歴史に残る熱戦だった。

次の相手は世界4位。「でも、テニスは錦織の方が上」(松岡修造)

   錦織は「うれしいですね。ベスト4に向けてがんばります」といっている。松岡は「完全にトップ選手になることを世界の選手全員に証明しました。彼のテニス人生の中でも、この勝ちはとてつもなく大きな財産になります」と話す。

   松木安太郎(サッカー解説者)「素晴らしいですね。我慢して、勝負どころはいくというね。凄くバランスンのいい試合でした」

   立花胡桃(作家)「錦織選手が勝つと、テニスをやる子どもが増えますよね。このまま勝ち進んでほしいですよ」

   司会の羽鳥慎一「4時間ですよ。4時間ネタやるのは…」(笑い)

   宇治原史規(タレント)「4時間もネタはきついです。選手もきついが、お客さんも大変でしたね」

   赤江珠緒キャスターが「大会最長記録だったそうです」と出した次の対戦相手はスイスのスタン・ワウリンカ(29)だ。世界ランキング4位で、今年の全豪 オープン優勝者だ。写真を見てコメンテーターたちは「強そうな顔してる」などとガヤガヤ。しかし、赤江は松岡のコメントを出した。「テニスは錦織の方が上。あとは体力、どれだけ踏ん張れるか」

   うーん、これはまた微妙な言い回しだ。

   羽鳥「4時間やった後、中1日置いてですが…」

   萩谷順(法政大学法学部教授)「先日、軟式野球で延長50回がありましたが、日本人はねばれるのかもね」なんていう。いやいや、逆の話だっていくらもあるって。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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