順調な回復で来月中には退院
母親が心境を語った。「今まで、苦しんでいるこの子を見ているだけしかできなかったんです。自分の肺をあげられたことが本当に嬉しい」
大藤井准教授は「岡山に連れてこられただけでも奇跡に近い状態だったんです。だから本当に強い子なんですよ」と語る。
男の子も強いが、自分の肺を与えわが子を救った母はもっと強い。精神科医の香山リカも「男の子の生命力もすごいと思いますが、自分の命にかえてもと思い、健康な体にメスを入れる手術を受けることに踏み切った母親もすごい」という。
男児は来週には一般病棟に移り、来月中には退院できる見通しという。