2018年 8月 19日 (日)

<金曜ナイトドラマ 黒服物語>(テレビ朝日系)
佐々木希がヘタクソすぎて救われたAKB48とジャニーズJr....ツッコミどころ満載のアイドル並べたお遊戯会

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   予備校生の小川彰は医師である父の跡を継ぐために医大入学を目指しているが、現在3浪中だ。そんなおぼっちゃま育ちの彰が、キャバ嬢杏子に一目ぼれし、キャバクラの世界に足を踏み入れ、黒服になってしまった。新人黒服から夜の世界でのし上がる姿と、キャバ嬢たちの恋模様が描かれる。倉科遼著・成田マナブ画の同名コミックが原作である。

入山杏奈が柏木由紀を平手打ち「このドロボウ猫」

   小川彰をジャニーズ「SexyZone」中島健人、彰の憧れの女性で池袋のキャバクラ「ジュリエット」ナンバー1ホステス・杏子を佐々木希が演じている。このほか、AKB48柏木由紀、入山杏奈、筧美和子らがキャバ嬢を、ジャニーズJr.の山本裕典、中尾明慶、安井謙太郎らが黒服を演じる。

   AKBとジャニーズ系がぞろぞろ出てくるところがこのドラマの最大の見せ場なのだろう。柏木と入山が客を取った取らないで掴み合いの喧嘩をするシーンもある。「このドロボウ猫!」「あんたの努力が足りないからでしょ!」、あげくに入山が柏木を平手打ち。AKB48の楽屋でもこんな掴み合いの喧嘩が行なわれているのだろうか、と妄想してしまった。

   ヒロイン佐々木希の演技力のなさは有名だが、おかげでAKB48やジャニーズ、「テラスハウス」出身の筧美和子らの未熟な演技が目立たないという効果がある。ぶっちゃけ、みんな下手くそで、なぜこのようなドラマに大河「軍師官兵衛」の豊臣秀吉役の竹中直人が出ているのか意味不明だ。仕事を選ばない人なのか。

   ストーリーはいたって単純で、客の前では笑顔と色気を振りまきながら、裏では足の引っ張り合いや悪口三昧のキャバ嬢、のし上がりたい黒服たちもやっていることは同じだ。もっとキャバクラ内の裏事情など実態を暴くような内容なら、見応えもあるのだろうが、そういったところは描かず、おもに人間関係が中心である。思ったほどドロドロも少なく、「黒服青春物語」といったさわやかささえ感じる。夜の世界をさわやかに描くってどうかと思うが、アイドルドラマではそれが限界か。

「匿名探偵」「特命係長 只野仁」大人のドラマ時間帯にこの違和感

   この時間帯は、前回の「匿名探偵」や、かつての「特命係長 只野仁」のように大人のドラマこそふさわしい。そのなかで、アイドル集めてお遊戯会をしているようなドラマだが、この中から将来のドラマ界を支える有望な女優や俳優が出てこないとも限らない。その時は、このドラマは黒歴史として、出演作品から消されてしまうかもしれない(笑)。

   とはいえ、ツッコミどころ満載のドラマは「タモリ倶楽部」までのつなぎとして、退屈しのぎにはなる。(金曜よる11時15分~)

くろうさぎ

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