2024年 5月 2日 (木)

健康で長生きしたけりゃ歯を磨け!糖尿病、心筋梗塞、認知症に深く関係してた口腔ケア

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歯科医がいる総合病院は2割

   国保旭中央病院が口腔ケアに取り組み始めたのは8年前だ。当時は全国でも珍しい試みだったが、始めるとそれまで高齢の患者に多く見られた肺炎が劇的に減った。手術前の患者に口腔ケアを行うとともに、手術後の患者には言語聴覚士による飲み込みのリハビリも行われている。こうした取り組みは、手術後の回復を早めてくれるという。副院長で外科医の野村幸博さんは口の中の衛生は非常に大事だと話す。

   菊谷教授「口の中はバイ菌にとってまさに生きやすい場所で、手入れを怠ると細菌の数を爆発的に増やしてしまいます。でも、病院内での口腔ケアは医師の間に知識としてはあり、やるべきことだという認識はあるが、病院の中に歯科があるのは2~3割、歯科衛生士の数は1~2人というのが一般的です。手が回らない病院が多いんですね。

   在宅介護でも口腔ケアを必要とする歯科訪問診療の実施数は高齢者の1割にとどまっています。病院と歯科医・歯科衛生士の連携をより強める必要があります」

   口は災いのもとではなく、長生きのもとなのだ。

ナオジン

*NHKクローズアップ現代(2014年12月1日放送「長寿の鍵は『口』にあり~口腔ケア最前線~」)

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