2024年 4月 26日 (金)

総選挙まるでスルー「新聞読み」コーナー!自民党の「公正」申し入れにビビリ?

   今回の衆院選はテレビの盛り上がりがないといわれているが、けさ10日(2014年12月)の朝日新聞は1面に「衆院選 テレビ放送激減」という記事を掲載した。それによると、解散から1週間の放送時間をみると、前回2012年に比べ約3分の1だという。自民党が各テレビ局に「公平」な報道を求める文書を送ったことで慎重になっている面もあると指摘している。

「朝チャン!一面チェック」ネタは吉野家牛丼値上げやママラさん

   各新聞朝刊の1面を紹介する「朝チャン!一面チェック」コーナーでも、朝日新聞のこの記事は素通りされた。山本匠晃アナが「けさの6紙はこちらです」と示すと、毎日新聞「秘密保護法 施行」「吉野家牛丼80円値上げ」、産経新聞「結婚・出産も贈与非課税」、読売新聞「『教育のため声を上げよう』マララさん会見」などが載っているが、選挙関係のコメントはなかった。

   井上貴博アナが担当する「朝刊チェック」では、「いよいよ14日は投票日です」と切り出したが、選挙絡みでは読売新聞の「投開票日 各地で大雪予報」、日本経済新聞の「選管職員装い個人情報聞く」といういずれも地味な記事に触れただけだ。他に取り上げたのはスポーツ報知の「副社長更迭か 大韓航空」、東京新聞の「数学 スーパー小1現る」や、井上が心配ですと伝えた日刊スポーツの「(翻訳家)「戸田奈津子さん 左目失明」、私も牛乳が大好きですといった毎日新聞の「牛乳なし給食 反響9割『賛成』」など。

日刊スポーツの大見出し「沖縄自民 全滅危機」紙面映しただけ

   実は、井上のすぐ後ろのボードには日刊スポーツの「沖縄自民 全滅危機」の大見出しが躍っている。戸田奈津子の記事の隣だから、いやでも目に入るが、井上はひと言も説明しない。いつ紹介するかと待っていたが、スポーツ報知の「松竹の富士山 今まで作り物 今度はリアル」という映画のオープニングロゴが変わるという記事が最後になり、「続いてはスポーツです」とあっさり次のコーナーに移ってしまった。

   「沖縄自民 全滅危機」のデカデカの見出しは、見るだけにしてくださいという意図でもあったのか、と思ったりする。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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