NHK「ニュースウオッチ9」大越健介キャスター交代?首相官邸が嫌った「原発再稼働に後ろ向き」

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   『週刊新潮』がNHK「ニュースウオッチ9」の大越健介キャスター(53)が3月末(2015年)で交代することが内々決定したと報じている。続投に異論はなかったようだが、昨年末の総選挙以降、雲行きが変わったという。それは大越氏が原発再稼働に「後ろ向き発言」をしたことがあるため、「官邸がこれを嫌気し、NHKに水面下で交代を求めた」(放送ジャーナリストの小田桐誠氏)そうだ。

   後任の有力候補は大越氏の1年後輩にあたる河野憲治国際部長だと週刊新潮は見る。海外支局の経験もありマスクもいいという。だが、経験やマスクより危惧されるのは、安倍首相のいいなりの籾井会長の傀儡キャスターではないかということだ。

   「視聴者のため」ではなく「安倍首相のため」のNHKに完全衣替えでは、何のための公共放送なのか。本気で受信料を払うのをやめることを考えるときが来たようだ。

「イスラム国人質」狙われる日本人・・・テロ勢力敵に回した安倍外交「積極的平和主義」

<「後藤さん(健二=筆者注)の家族に昨年十一月から日本円で約十億円の身代金を要求するメールが届いていた。これは以前、米人ジャーナリストの首を切って殺害したイスラム国のメンバーと発信元が同じことが判明している。今回は身代金が取れなかったため、法外な値段を公開で吹っかけて、イスラム国を宣伝することに戦略を切り替えたのではないか」(イスラム国に詳しいジャーナリスト)>(『週刊文春』)

   1月20日、湯川遙菜さんと後藤さんを人質に2億ドル(約240億円)を要求し、72時間以内に対応しなければ殺害すると予告する映像がYoutubeにアップされ、イスラエルを訪問していた安倍首相は慌ただしく帰国した。

   今回の事件がどう進んでいくのか、いまの時点ではわからないが、フランスで起きた「遠い国のテロ事件」がいきなり他人事ではなくなったことに多くの日本人が困惑している。

   断固としてテロと戦えという論調もあれば、人命尊重を最優先にすべきだという論調もある。だが、2004年にイラクでボランティア活動家の高遠菜穂子さんらが誘拐されたときのような「自己責任論」はさほど多くないように見える。

   その背景には安倍首相の集団的自衛権容認などアメリカベッタリのタカ派路線がこのような事態を招いた一因ではないかという「空気」があるからであろう。

   「永続敗戦論」(白井聡著・太田出版)の中にこういう描写がある。しばらく前に白井氏がヨーロッパのどこかの国のタクシーに乗ったときの話だ。ムスリム系のタクシー運転手は、彼が日本人だとわかると握手を求めてきた。「日本はアメリカと戦争をした勇敢な国だ。オレたちもアメリカと戦っている」。彼らは敗戦後の日本がアメリカの隷属国になっていることを知らなかったのだ。

   だが、いまや情報はあっという間に世界中を駆け回る。今回も安倍首相が「イスラム国対策費として1億ドルを出す」と発言したその直後に、人質の映像を公開している。

<「日米同盟の名の下に中東まで踏み込む『積極的平和主義』を続けるなら、テロ勢力を敵に回す可能性はそれだけ増していきます」(臼杵陽日本女子大学教授)>(朝日新聞1月22日付)

   アメリカを通して中東を見るのではなく、中東側からアメリカや日本がどう見えているのかに政府もメディアも気づかなければ、このような事件はこれからも後を絶たないであろう。

酒鬼薔薇聖斗「殺害現場」訪れていた爪楊枝動画投稿少年

   Youtubeにスーパーで菓子につまようじを差し込んだり万引きするシーンを投稿していた19歳の無職Aが逮捕された。結局、投稿されていた動画は自作自演だったが、Aが「無能」と挑発していた警察からは逃げ切れなかった。

   『週刊文春』によれば、これでAは3度目の逮捕になるという。中学3年の2月に無差別殺人予告をネットに書き込んで逮捕されるが、当人にその気はない愉快犯だった。17歳の時にも同様のことを起こして2度目の少年院に入れられ、昨年夏に出所した。現在は生活保護を受け保護観察中だという。

   Aは逮捕後も「悪戯ではなく少年法改正を訴えるため」と言い張り、反省の素振りを見せないというが、捜査関係者によると、逮捕される直前には三重県で2013年に女子中学生が殺され、18歳の少年が逮捕された事件現場近くを訪れていたし、2年前には酒鬼薔薇聖斗事件現場にも足を運んでいるという。

   Aの投稿動画には「人を殺す練習」と称して、女性モデルの写真の載ったカードを壁掛けのフックで執拗に突き刺す映像もあったというから、殺人願望があったのだろうか。それとも、映像を投稿することで欲求不満を解消していたのか。何となく不気味な事件ではある。

   酒鬼薔薇聖斗といえば、週刊新潮が幻冬舎が1997年に世の中を震撼させた少年Aの手記を出版しようと企図していると報じている。神戸市須磨区で小学生が相次いで襲われて2人が死亡し、3人が重軽傷を負った事件だ。土師淳君(享年11)殺害容疑で14歳の少年Aが逮捕されたが、医療少年院に収容されたあと04年に仮退院している。

<「出所後は、法務省OBの人間を中心におよそ10人の支援チームが結成され、彼の生活を支えてきました。現在でもサポート役がそばにおり、被害者の命日には毎年手紙を送っていますが、直接対面しての謝罪は、いまだはたせていません」(さる司法関係者)>

   土師君の父親は(出版のような)商業ベースでやることではないといい、まずは少年Aが自分の言葉で私たち家族に対して返事をしてくれればいいことで、その内容を人に見せないのは当然の礼儀だと話す。

   一方、幻冬舎の見城徹社長は週刊新潮のインタビューにこう答える。<「万万が一、予定があるとして、出したらいけないの? 彼は残虐な殺人を犯したけれど、法に従って少年院に入って、反省して出てきているわけでしょう。新たに犯罪を犯してもいないのに手記がダメなら、何のための法律ですか」>

   そういいながらも、戸惑いは隠さない。<「遺族だ、被害者だって言うけれど、屁理屈だよ。元少年は毎年遺族に手紙を書いているわけだし・・・。君たちだって、いちいち被害者に取材しないでしょう。大体、手記を出したところで、売れないって」>

   売れないかもしれないが話題にはなる。話題優先の出版社だけに悩ましいところであろうが、私だったらやめておく。

「SMAP連れて出ていきなさい!」ジャニーズ事務所女帝の衰えない恐怖支配

   週刊文春が何をとち狂ったのか、ジャニーズ事務所の女帝・メリー喜多川氏のインタビューを「ブチ抜き10ページ」も巻頭からやっている。その内容をひと言でいうなら、事務所の後継者争いが話題になっているが、自分の娘の藤島ジュリー景子氏だとメリー氏が断言したということである。

   そんなことどうでもいいと思うのは私が芸能界に疎いからであろうか。週刊文春にとっては一大事である。何しろメリー氏がインタビューに答えるのは約30年ぶり、芸能史に残る貴重な証言だと大声で呼ばわるのだが、何がそんなに貴重なのか読んでもわからない。

   週刊文春によれば、ジャニーズ事務所には後継を巡る2大派閥があり、ひとつは先のジュリー氏、それとSMAPやKis-My-Ft2を担当するマネージメント室長の飯島三智氏だという。

   国民的グループに登り詰めたSMAPを育て上げたのが飯島氏で、SMAPも慕っているそうだから、キャスティングに携わるテレビ局関係者にとっては飯島氏の存在は大きくなっているそうである。

   だが、芸能界きってのやり手であるメリー氏の力は絶大である。ジュリー以外に誰かが派閥をつくっているというのなら許せない。飯島を注意します。今日、(飯島氏を)辞めさせますよといい切る。メリー氏は飯島氏を呼びつけ、彼女は困惑しながらやってくる。その彼女にメリー氏はこう迫る。

<「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するんならSMAPを連れていっても今日から出ていってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」>

   まるで引責辞任を迫るような厳しい言葉で、後継問題にけりが付いた瞬間だったと週刊文春は書いている。

   おもしろいのは週刊文春が、ジュリー派の嵐と飯島派のSMAPが共演しないといわれているがと聞いたとき、じっと耳を傾けていたメリー氏がこういい放つ。<「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか? それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」>

   天下のSMAPも形無しである。しかもメリー氏にとって事務所のトップタレントはSMAPではなく、いまでも「マッチ(近藤真彦)」なのだ。

   この記事は読者へのインパクトは弱いと思うが、事務所内、特に飯島氏とSMAPへ与える影響は大きいのだろう。SMAP独立かという見出しが立つ日がくるのかもしれない。私にはどっちでもいいがね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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