2018年 7月 22日 (日)

「後藤健二氏と女性死刑囚交換」交渉進むか?ヨルダン国内は「絶対に許されない」

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   「イスラム国」は人質にとっている後藤健二氏の解放条件として、ヨルダンで拘束されているサジダ・リシャウィ死刑囚との交換を要求してきた。2億ドルの身代金から要求を変更したわけだが、ヨルダンにとってはリシャウィ60人を殺害した自爆テロの実行犯で、許しがたいテロリストである。イスラム国が拘束しているヨルダン空軍パイロットとの人質交換を要求しても応じようとしていない。日本人の人質との交換に合意するものなのだろうか。

地下鉄サリン犯を釈放するようなもの

   ヨルダンの首都アンマンで取材している及川太地記者は「ヨルダン国内では(リシャウィの)釈放は許せないという雰囲気があります。(後藤さんより)イスラム国に拘束されているヨルダン空軍のパイロットの釈放を優先すべきだとの声が圧倒的です」と伝える。

緻密さ

   安倍首相は25日(2015年1月)、ヨルダンのアブドラ国王と電話会談を行った。安倍首相が何を話したか不明だが、中東情勢に詳しい放送大学の高橋和夫教授は次のように推測している。

「何とかリシャウィ死刑囚を釈放していただく道はないかとお願いしたのだろうと思うし、ヨルダンとしても辛いですねという会話があったと思います。日本でいえば、サリン事件を起こした人を釈放するみたいな話ですからね。大事なパイロットを取り戻したいが、リシャウィ死刑囚は釈放できないという結論でこれまでやってきたのに、急に日本に頼まれたからといって釈放できるかという感覚はヨルダン人にあるでしょうね」

   中東情勢の専門家・菅原出氏は「ヨルダンの国益もあり、日本政府にとってヨルダン頼みしか方法がないというのは非常に厳しいですね」という。

「日本は欧米寄り」と見始めた中東

   石原良純(タレント)「(最初にネットに公開された)2分52秒の画像はものすごく緻密にできていて、日本人に対し訴えかけるものを感じました。2億ドルは荒唐無稽なものではないからやればいいと考えたくなるほど、すごい緻密さを感じましたよ」

   緻密さに感動するよりも、なぜ合成画像なのか、すでに殺害されているのではなど疑問や怒りが先にたつ。

   青木理(ジャーナリスト)「親日的な中東で、日本は欧米にくっついているだけじゃないかと思われ始めているところがあるんでしょうね。中東に関しては、もう少し独自の外交路線を持つべきと考える契機にしなくてはいけないと思います」

   これに石原は「一歩引くとなったら、イスラム国にとって大いなる成果ですよね」と反発した。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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