2024年 5月 5日 (日)

「ドローン」実用化急拡大!六本木で「空飛ぶ靴屋さん」ボタン押すと棚からお届け

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   「きょうはいま話題のドローンのお話です」と司会の夏目三久がいうと、スタジオのドローンがふわりと浮き上がった。リポーターの高野萌が広い公園に立って、「近い将来この空が変わるかもしれません」という。

   六本木には「空飛ぶ靴屋さん」がお目見えした。クロックス「空中ストア」というイベントで、タッチパネルで製品を選んでボタンを押すとドローンが飛び立って、高い棚の上にある靴を運んできてくれる。主催者は「今後、エンタメやビジネスでおおいに活用されると思う」という。

農薬散布(千葉)、パネル警備(茨木)、離島に医療品(香川)・・・

   ドローンとは雄のミツバチのことだ。プロペラの音が羽音に似ているからというが、本当か。アフガニスタンや中東で空爆している無人機もドローンで、あれはジェット機だ。羽音には聞こえない。

   それはともかく、ドローンはすでに幅広く使われていた。おそらく一番多いのは動画の撮影だろう。昨年(2014年)12月に桜島の噴火口付近を飛んで、見 事に噴煙を間近で捉えた。千葉では水田の農薬散布に使われていた。茨城の太陽光パネルの警備をしている会社は警備・点検に使う。人力だと半日から1日かかるのを、ドローンは7~10分でできるという。また、炎天下の作業はしんどいが、ドローンは文句をいわない。今後も増やしていくという。

   香川・高松市では8キロ離れた島まで救急セットを送るテストが行われていた。高度50メートルでGPSを利用しながら海上を飛び、約20分後に設定通りのコースで無事に島に着いた。島の人たちは大喜びだ。瀬戸内には定期船のない島も多い。いざというときの強い味方になりうる。

   ロシアではドローンがピザを配達していた。空中から投下するのがまた面白いのだが、違法だということで目下は飛行禁止。これはどこでも同じだろう。人口密集地でやみくもにやられては危険きわまりない。街で聞いてみると、「住所とか個人情報がもれちゃうのは嫌」「犯罪に使われるかも」と心配する声もある。

   フランスでは大統領官邸や原子力発電所の上空で不審なドローンが目撃され、警察が捜索を始めている。公園でドローンを飛ばしたアル・ジャジーラテレビの記者3人が逮捕されたり、ドローンを捕まえるドローンまで登場している。

人口密集地をブンブン飛んで安全大丈夫か?

   ドローン開発をしている千葉大の野波健蔵・特別教授は「風や雨などに飛行が安全かどうかを確かめ、悪い時には地上に降りてくるという機能がつかないと人口密集地や都会の空を飛ぶことは絶対ありえない」と課題をあげた。しかし、経済予測では、2025年頃までには10兆円産業になって、アメリカだけで毎日3万機が飛び交うという。

   スタジオに浮いているドローンのカメラに写る映像が流れた、出演者が並んでいるのがはっきり写る。飛行の操作はタブレットでできるのだという。

   石井大裕アナ「軽いんですよね」

   「380~400グラムというから、500ミリリットルのペットボトルより軽い」(石井)

   キャスターの齋藤孝「問題は法整備ですよね。のぞかれたりもあるから」

   航空法では高い飛行は禁止で、民法では他人の私有地上空は禁止。道路の上は道交法で規制される。つまり、飛ばせるのは自分の土地、公園、河川、海辺など、無線操縦のヘリなどが許可されているところだけとなる。けっこう不自由。

   夏目「使い方のモラルが必要ですね」

   日本はとかくものの方が先に来てしまって、よく混乱が起こる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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