2024年 4月 27日 (土)

第1次内閣末期に似てきた安倍政権!農水相、文科相、農水政務官・・・ドミノ倒しが始まった

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   『週刊新潮』がスクープした自民党・中川郁子(ゆうこ)農林水産政務官が門博文衆院議員と「路チュー」していた問題で、中川氏は「酒席の後であったとはいえ軽率な行動」だったと陳謝し、門氏も「お酒で気が緩み、軽率で誤解を招く行動だったと深く反省している」とコメントした。中川氏はよっぽど恥ずかしかったのだろう、その後、体調を崩したとして東京都内の病院に緊急入院したそうだ。

   安倍内閣の崩壊が始まったようだ。西川公也農水相が利害関係のある業界、とりわけ砂糖業界からの献金が問題視されてクビを斬られた。下村博文文科大臣も「塾業界から違法献金」を受けていると『週刊文春』がスクープして、国会で追及されている。その後、任意団体と称している各地の博友会に、週刊文春からの取材には答えるなという「口止めメール」を西川氏の秘書官が送っていたことがバレた。

   週刊文春は今週も「下村文科相はウソをついている」と追及の手を緩めない。全国にある博友会から年会費や講演料を受け取っているにもかかわらず寄付金として処理し、予算委員会で質されると否定し、週刊文春の報道を「虚偽だ」といい切った下村氏は、週刊文春のいうとおり「文科省」という役所の長にはふさわしくないようだ。週刊文春で博友会の現役幹部がこう話している。

<「宿泊代とタクシー代、そして講演料の三十万円は下村先生を呼ぶ際の条件です。これは博友会の暗黙のルールで決まっているのです。公の場でそこまで嘘をつくのはどうかなと首を傾げざるを得ませんでした」>

   ここまで週刊文春が明らかにしているのだから、野党の諸君は下村氏のクビを取らなければ、何のための野党かといわれること間違いない。

新聞・テレビ「安倍内閣スキャンダル」見て見ぬふり!気を吐く週刊誌

   次々にデージンたちのカネの問題が噴出してきて、第一次安倍内閣の末期に似てきてるようだ。だが、テレビはもちろんだが、大新聞の安倍首相追及が及び腰に見えるのは私だけではないようだ。『週刊ポスト』は「疑惑の専門商社」と呼ばれる西川公也農水相への国会追及を、新聞が権力の手先となって潰そうとした「疑惑」が明らかになったと報じている。

   さらに、衆院予算委員会でこの問題を追及した民主党の玉木雄一郎代議士に対して、安倍首相は「日教組! 日教組をどうするんだ!」と大声で品のないヤジを飛ばした。週刊ポストによれば、<西川疑惑と日教組問題の類似性はネットで指摘され、いわゆるネトウヨの間で広がっていたが、実際は日教組は国の補助金は受けておらず、そもそも民主党への献金もなかった。後日、首相は国会でしぶしぶ訂正したが、謝罪の言葉はなかった(『遺憾』とはいったが)>

   その次に安倍首相が企んだのは「西川隠し」だったという。<西川大臣を辞任させたのは、政治資金疑惑の責任を取らせたわけではなく、国会答弁で矢面に立たなくていいようにするためだった。その証拠に、西川氏をそれまで林氏(芳正農相=筆者注)が就いていた農水族の頂点に立つ自民党農林水産戦略調査会長にスライドさせ、「農水利権」を再びガッチリ握らせた>(週刊ポスト)

   こうしたことを大新聞は批判せず、週刊誌が報じているスキャンダルを載せるだけで事足れりとしているのでは役割放棄といわれても致し方ない。

   フジテレビなどは昨年、安倍首相の甥(安倍氏の実弟、岸信夫・代議士の息子)を入社させるなど、安倍氏の血脈をしっかり取り込んでいると週刊ポストは報じている。<いまや読売、朝日など大メディアはこぞって「産経に後れをとるな」とばかりに安倍首相に擦り寄り、権力監視機能は形骸化、それをいいことに検察も政権に甘くなる。

   国会でも野党は大きく議席を減らし、権力をチェックするのは週刊誌と一部のネットメディアくらいになった>と週刊ポストは嘆いているが、困ったものだ。

『日本一の個人大株主』アベノミクス見立て「2021年に日本は財政破綻」

   閣僚のスキャンダルばかりでなく、安倍首相の唯一の拠り所であるアベノミクスも「失敗だ」という声が大きくなってきている。『週刊現代』は<いま、この国の経済が大きく変わろうとしている>という大特集を組んでいるが、読んでみるといい方向へは変わらないようである。

   特集の前に「日本一の個人大株主」という竹田和平氏を登場させ、「私はこれから何を買って、何を売るのか」を語らせているが、彼はこうもいっている。<「今後しばらく株価の好調が続くといっても、忘れてはいけないのは、金融緩和の背景には財政赤字の拡大があるということ。バブル相場には必ずしっぺ返しが来る。今年から来年にかけては多くの投資家が資産を増やせると思いますが、その後のバブル崩壊を常に意識しておく必要があります。

   具体的に言うと、6年後の2021年に日本は財政破綻する可能性が高いと考えています。正確に言えば日本は今現在も破綻しているのですが、日銀が買い支えているから持っているように見える。未曾有の事態です」>

   特集の中で神戸大学経済経営研究所リサーチフェローの長田貴仁氏もこう警鐘を鳴らしている。<「政府は超低金利政策で景況を好転させようとしています。ところが、銀行の国内向け融資は増えていないどころか、減少している。新たな資金需要が生まれていないことは明らかで、政府の狙った効果は出ていません。

   なぜか。たとえ資金があったとしても、海外の投資案件に向かうばかりで、国内に流れないからです。例えば、日立製作所は先日、イタリアの鉄道事業を2500億円で買収すると発表しました。ただ、日本企業が海外事業に投資をしても、日本人の雇用が増えるわけではない。その企業が儲かるだけで、日本全体の景気にはあまり関係がありません。国内の景気回復にはつながらないのです」>

   週刊現代は<景気は回復せず、金利が上昇し、国債が大暴落する。そのとき、日本国民を襲うのはハイパーインフレだ。予兆はすでに表れている>と書き、今後日本はますます格差が広がり、経済成長はしないと断言しているのである。

   『21世紀の資本』の著者であるトマ・ピケティ氏もこういっている。<「公的債務の支払いがかさむ状態では、日本政府が、低所得者層の教育投資をまかなうこともできません。

   格差が進み、経済成長に限界があるならば、日本でも資本に対し、累進課税をさらに強化する必要があります」>

   だが、大企業や富裕層優遇に現を抜かす安倍首相はそんなことをやるはずがない。

   早稲田大学の若田部昌澄教授もこういう。<「アベノミクスは、『景気回復』と『経済成長』は非常に重視していますが、『再分配』の視点はまだ弱い。このまま、消費税を10%に引き上げれば、市場で物を買ってくれる人はますます減り、経済は回らなくなってしまうでしょう」>

   結局、日本経済はアベノミクスの失敗でにっちもさっちもいかなくなるということのようである。嗚呼!

「イスラム国」殺害の後藤健二さん妻が受けていた外務省通告「身代金交渉はしない」

   ところで、昨夜5日(2015年3月)のテレビ朝日系「報道ステーション」で、イスラム国に人質として捕らわれたフリージャーナリスト・後藤健二さんが殺害されるまでを検証した特集を見た。

   古舘キャスターによれば、後藤さんの妻が外務省に夫を救出してくれと頼んだ後の12月(2014年)に、外務省側から身代金交渉はしない、カネは払わないと通告されたという。それが事実ならば、それを前提に安倍首相は中東へ行ってイスラム国と敵対する国々へ大金を援助すると発表したということになる。ということは身代金交渉をしないばかりか、イスラム国を刺激して後藤さん救出を放棄したということになるではないか。情報源がどこなのかわからなかったが、もしそうなら、安倍首相は国民の命などこれっぱかりも考えていないことになると思うが、この重大情報の続報を待ちたい。

後藤浩輝騎手「自殺の遠因」岩田康成騎手の危ない乗り方でボクは2回落馬

   暗い話ばかりで恐縮だが、競馬界でもショックなニュースがあった。2月26日に人気ジョッキーだった後藤浩輝が自殺してしまったのである。JRA通算1447勝をあげ、まだ40の若さだった。レース中に落馬して大ケガを何度も負いながら復帰してきた男だった。オスカープロモーションに所属し芸能活動もやっていたショーマンシップに溢れる人柄だったが、生身の彼はどこかに闇を抱えていたのだろうか。

   周りを明るくする人柄だが、時折見せる寂しさが気になってはいたが、自ら命を絶ったと聞いて驚いた。昔、好きだった落語家・桂枝雀が自殺したときのような寂しい気持ちになり、土日の競馬は楽しめなかった。週刊文春で後藤と親しく付き合っていた知人がこう話している。

<「最近は落馬の影響で『馬に乗る感覚が以前と違う』と悩んでいました。二回とも落馬の原因になったのは岩田康成騎手でしたが、一度目は不可抗力だと庇っていた。でも二度目の後は『あの乗り方は危ない』と非難していた。岩田騎手は最後の直線で何度も自分の尻を馬の背に叩きつけるため、馬の後ろ足が横に流れやすいそうで、『そのせいでボクの馬の前足がさらわれて落馬した』と言っていた」>

   落馬後は不安からか六本木のクラブで酒を飲むことが増え、「馬に乗ることが怖くなった」とこぼすこともあったという。

   藤田伸二騎手が書いた「騎手の一分――競馬界の真実」 (講談社現代新書)でも、岩田騎手の乗り方を批判していた。私は岩田は好きな騎手だが、かなり強引な乗り方をするのは間違いない。何はともあれ後藤騎手の冥福を祈りたい。

山本聖子妊娠でダルビッシュに捨てられた20代OL「今日はイカないと射精抑えてた」

   スポーツ界でダルビッシュ有(28)ほどモテる男はいないだろう。昨年11月に4度の女子レスリング世界選手権制覇を成し遂げた山本聖子(34)が身ごもったことを自身のブログで公表したが、やはり「それはないんじゃない」という黄色い悲鳴が『フライデー』から上がってきた。

   この女性、新垣結衣似の都内で働く20代のOLユウカさん(仮名)だそうだ。知り合ったのは6年前からだそうだが、12年頃から男女の仲になり、ダルが帰国するたびにホテルで密会していたという。ダルは彼女に「テキサスまでおいでよ」といっていたそうだ。ユウカさんの知人がこう明かす。

<「ユウカが驚いたのは、ダルのちょっとした変わった体調管理法です。『試合で力が出なくなるといけないから、今日はイカない!』と言って、ムリヤリ射精を抑えたままコトを終える日もあったとか」>

   袋とじを開けると、ダルの可愛い寝顔がドアップで載っている。彼女とコトを終え、安らかに眠っているのだという。最後に彼女がダルと会ったのは昨年の11月上旬。その直後に山本との交際を発表したダルに「裏切られた」と思ったのだろう。

   私が推測するに、知人の話とあるのは、彼女本人が喋っているのであろう。ダルのような男に惚れた彼女がバカなのか、騙したダルが悪いのか~。罪作りな男である。

アルツハイマー認知症予防に効く!「タイ風ココナツカレー」を食べろ

   最後に週刊新潮の「超早期『アルツハイマー病』完全対策」を紹介しよう。今年1月、厚労省は10年後に全国の認知症高齢者が最大で730万人になると発表した。私などは確実にこの中に入るから、こうした記事は他人事ではない。

   週刊新潮によれば、アルツハイマーになる前段階「プレクリニカルアルツハイマー」というのがあるそうだ。それに早く気づいて予防対策をしないと認知症になり、取り返しがつかない。その予兆にはこうしたものがあるそうだ。

   重大シグナルが「頻尿」。1日に8回以上だと「プレクリニカル」を疑え。その他には「長年続けてきた趣味を突然やめてしまう」のも予兆だそうだ。私が好きな酒と競馬をしなくなったら危ないな。そういえばうちの親父が亡くなる10年ほど前から、あれほど好きだった野球を見なくなった。それからだったな認知症気味になったのは。

   「小銭を使わなくなること」。これはわかる。レジで財布の中の小銭を出すのが面倒くさく、ついつい1000円札で払ってしまう。気をつけよう。「連ドラを見なくなる」というのは私はもともと見ないから心配ない。「朝勃ちしなくなる」。おいおい、もう何十年も前からしてないぞ!

   必読は認知症に効果のある食事である。ブロッコリーなどの緑黄色野菜やカカオやブドウなど抗酸化作用のある食材がいいそうだ。中でも「タイ風ココナッツカレー」にはアルツハイマー型認知症に効果的な食材のすべてが入っているそうである。じゃあタイ人にはアルツハイマーがいないのかね。まあタイ料理は好きだから、今夜は春巻きとタイ風春雨、それにココナッツカレーでも食べに、高円寺駅前のタイ料理屋に行ってこようか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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