旬のかつお食べ尽くし!鹿児島・枕崎の「腹皮」脂乗って塩焼き絶品
<『JAPA』なび 鹿児島・枕崎>照英(タレント)が訪ねた枕崎では、「2月の下旬からかつおが水揚げされていて、町はかつおだらけです。鮮魚はもちろん、スーパーにはかつお節や加工食品が100点以上並んでいます」という。
枕崎ではとにかくかつおを食べ尽くす。どこも捨てない。とりわけ人気は「かつおの腹皮」だ。三枚に下ろしたときに出る腹側の切れ端で、初がつおでも脂がしっかり乗っている。スーパーではこれを1切れ40~50円で売っていて、塩焼きで食べる。
買い物客「おいしいもん。枕崎人間だったら、ここが一番おいしい」
「ビンタ」は箸を使わず指でほじるのが地元流
スーパーの売り場にはかつおの「白子」「真子」「珍子(心臓)」などの内臓も並んでいて、これも食べる。しょうゆで煮ものにするのだ。地元のかつお料理名人の新屋敷咲子さんを照英がかつお持参で訪ねた。
新屋敷さん「ビンタを作ります」
照英「ビンタ?」
新屋敷さん「そう、ビンタ。かつおの頭の部分です。ほら、ほほを叩くのをビンタって言うでしょ、そのビンタなんですよ」
調理は極めて単純。20分ほど塩ゆでするだけだ。兜茹でである。箸を使わず、指で身をほじって食べるのが地元の流儀だ。
新屋敷さんのご主人「これがあったからね、小さいころからひもじい思いをしたことがないよ」
かつおを下ろして出る中骨も山菜と煮付けにしてしまう。
NHK鹿児島局の大川悠介アナ「このほかにも、かつおの煮汁を煮詰めてエキスを抽出したかつおせんじというのがあります。みそ汁などに入れると、味に深みやコクが出る隠し調味料として重宝されています。また、DHAのサプリメント、粉ミルクにもかつおは利用されています」
初がつおの季節、枕崎だけでなく各地に独特の食べ方があるという。あさイチでかつお特集やってくれないかな。
(磯G)