2024年 5月 6日 (月)

全焼の簡易宿泊所どんなとこ?1泊2000円。3畳に冷蔵庫・テレビ・ポットだけ

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火災報知器あってもスプリンクラーなし

   付近には29軒の簡易宿泊所があるが、いずれも作りは似ている。3畳ほどの小部屋が並んでいて、テレビと冷蔵庫、湯沸かしポットの他に設備はなく、室内で炊事はできない。廊下に共通のレンジがあって、簡単な温めものはできる。どこも防火対策には最大の注意を払っていた。

   簡易宿泊所は、1泊2000円とか安いため利用者は多いが、近年は生活保護受給の高齢者も増えている。70代の人も少なくなく、火災のときはやっかいな事態にもなりかねないという。

   赤江珠緒キャスター「部屋を見ても、火の出るようなものはないですね」

   取材した飯村真一アナは「たばこでも煙が出たらすぐに気づくはず、あんな大火事になるというのはちょっと想定外ですね」

   司会の羽鳥慎一「簡易宿泊所の安全は常に言われていますが、指導徹底はむずかしいのでしょうかね」

   住田裕子(弁護士)「この地域を知っていますが、随分きれいになったけど、高齢化している。不始末とか逃げ遅れとかありがちで、放火だったら大変なことですが、火の不始末もありうると考えなくてはなりません」

   いわば、社会から取り残された、繁栄の陰の部分である。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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