2024年 5月 8日 (水)

梅雨時が怖いレジオネラ菌!盛岡で1人死亡―家庭の「培養工場」お風呂・キッチン

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   岩手県盛岡市の公衆浴場の利用客8人が5月(2015年)、次々とレジオネラ菌による感染症にかかり入院、70代の男性が6月2日に亡くなった。梅雨時は菌の繁殖しやすく、家庭でも風呂場やキッチンは菌の「培養工場」といわれ注意が必要だと藤森祥平アナが伝えた。

お湯の取り置き沸かし直し危ない

   レジオネラ菌は土壌や河川など自然界のどこにでもいる菌だが、最近は家庭の空調設備や入浴施設などからも検出されている。菌はミストや湯気について人の肺に入り、劇症型のレジオネラ肺炎になると高熱や呼吸困難に陥り、死に至るケースも少なくない。感染者は03年に146人だったが、13年には1111人と7.6倍に増え、13年には64人の死者を出している。

   菌は気温20~50度で繁殖することから、最も増えるのが6~7月の梅雨時。では、家庭ではどこを注意すればいいのか。風呂の湯を取り置いて翌日に沸かし直すのは厳禁。菌は数時間で増殖する。浴槽の排水口も他の菌の作るぬめり(バイオフィルム)がレジオネラ菌のエサになり増殖しやすい。2~3週間に1度はよく洗浄すること。

文   モンブラン
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