「数分後にゲリラ豪雨が来ます」スマホでピンポイント予告!上空の『雨のもと』をレーダー観測
2015.06.15 14:56
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いつどこを襲うかわからないからゲリラ豪雨なんて呼ばれるのだが、これを降ってくる数分前にとらえる技術が実用化されていて、スマホなどからチェックできるのだ。
西堀裕美アナがレポートした。「国土交通省が5年前から整備し始めた『XバンドMPレーダー』というものです。雨のもととなる水が大気中のどこにどれだけあるのかを瞬時に調べることができるんですリアルタイムで捉え、雨が何分後に降るかを予想することができるのです」
国土交通省ホームページで「XRAIN」
国土交通省のホームページで「XRAIN」を開くと、レーダーから送られてきた情報が日本地図に重ね合わせた画像が現れる。「高度1000メートル付近の雨粒を色分けで表示したもので、青い色は1時間で5ミリ、黄色の地帯は20ミリ、赤は100ミリの雨量を示しています」(西堀アナ)
どのくらい正確なのか。先週6月9日(2015年6月)に東京・渋谷のNHK前で実験してみたという。午前4時45分に小雨が降っていて、画像は1時間5ミリ以下の青色を表示していた。それから約1時間後、NHKは20ミリ以下を示す黄色に変わった。すると、その直後から雨脚が強くなった。
気象予報士の平松信昭さん「XRAINを見ていると、だれでも3、4分後に降ってくるのを予想できます。情報は、1分ごとに更新されていますし、雨量は非常に正確ですので局地的豪雨の見極めや避難対策に利用していただきたいですね」