2024年 5月 3日 (金)

「新国立競技場」見直し!体育ボス・森元首相あきらめた?安藤忠雄も呆れた巨額

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   とうとう新国立競技場の建設計画が見直されるようだ。きのう16日(2015年7月)夜、安倍首相は五輪とラグビーのボス、森喜朗元首相と会食して了解を取り付けたと見られる。

   きのう午前、新競技場のデザイン選定の責任者だった建築家の安藤忠雄氏が会見して、「審査委員会の仕事はデザインの選定まで。そのあとの基本設計、実施計画には関わっていない」と説明した。金額については、「ええっと思った。本当?と。なに考えとんのやと。これは調整しないとだめでしょう」と語った。

   安藤氏はさらに「ゼネコンも儲かるからどんどんいくでなしに、儲らなくても、日本のために、誇りのために頑張るといっていただければうまくいくのでは」と言う。つまりは値引き交渉か。ゼネコンが金額をふくらませたともとれる口ぶりだった。

建設費どんどん膨らませたゼネコン

   この2520億円がどれほどの巨額か。2000年のシドニーから16年のリオデジャネイロまでの5回の夏期五輪のメインスタジアムの建設費を全部足しても、 2472億円といえばよくわかる。当初案の1300億円ですらとんでもない金額だったわけだ。

   高くなった理由は、資材の高騰のほかに、特殊デザインのアーチ橋部分が高くつくという説明だが、はじき出したゼネコン側に「多少高くても親方日の丸だ」といった感覚はなかったか。批判はそこへ及ぼうとしている。

   まあ、値引きはともかくとして、見直し案がいくつか出ている。まずは19年開催のラグビーW杯での使用を前提にせず工期を確保する案。1年余裕ができるとコストカットになる。

   次がザハ氏のデザインを採用せず、コンペ2位の案を採用する。ザハ氏にはすでに13億円を支払っているのでむだになるが、建設費が安い方がいい。もうひとつはコンペをやり直すこともありうる。

   司会の小倉智昭「奇をてらったデザインでなければ、ラグビーだって間に合うんじゃないですかね」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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