2024年 4月 27日 (土)

早実・清宮幸太郎あすも1発期待!出るか甲子園記録「1年生の3試合連続本塁打」

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   甲子園注目の怪物、早稲田実業の清宮幸太郎(16)はきのう17日(2015年8月)、2試合連続となるホームランを放って、1年生の甲子園1大会2本塁打という記録に並んだ。1983年の桑田真澄(PL学園、のち巨人)以来32年ぶりだ。あすの準決勝で1発出れば新記録になる。

第1試合多い早実・・・阪神電車は早朝から増便

   清宮を見ようという高校野球ファンが甲子園に詰めかけている。早実は第1試合が多かったため、阪神電車も早朝から増発するほどだ。

   この日の対九州国際大付戦では、4回無死で初球をたたいた。軽く振った感じだが、ライナーで右翼席に飛び込んだ。その前の打席で、内角を打たされて投ゴロに倒れたときに左手をいためていたのだが、「きょうは自分の当たりの本塁打でした。(手を痛めて)逆によかったのかもしれない」と平然という。

   この試合後のコメントにメディアが参っている。「頑張ります」「応援よろしく」なんて決まり文句を言わない。言葉が一つひとつ決まっている。いわゆる「見出しになる」というやつだ。こればかりは生まれついてのもの。メディアはこれに弱い。

   この日も、「もちろん全国制覇が夢ですけど、目の前の試合を1個1個勝っていくというチーム方針の中、西東京大会からやってきたので、次の試合も先を見据えずに、ひとつの試合だと思って」といった。

   司会の加藤浩次は「コメント力も一流だね」と笑う。

「コメント上手」も人気に

   とても16歳とは思えない。すでに「語録」ができていた。西東京大会で5-0から逆転勝利したときも、「なかなか手が出なかったんですけど、この展開は想定内だったので、あせることなく、いつも通りの野球で8点とれたのではないかと思います」

   甲子園1回戦後には「自分が躍動して、活躍して、自分たちを見て野球を始めるという子が出てくればいいかなと思います」

   3回戦で甲子園初ホームラン。「自分がここでプレーしていて、ライトスタンドの雰囲気だとか、そこに自分が打球を飛ばしている感じが夢みたいでしたね」

   加藤「しっかりしてるねぇ、すごいねぇ。(野球をやっていた上重聡キャスターに)あなたも経験あるでしょう」

   上重「私なんか、しょうもないことしかいえなかったですね。でも、前の晩、ヒーローインタビューで何を言おうか考えると、けっこう不安が解消されました」

   早実は8-1で九州国際大付に快勝して9年ぶりの準決勝進出を決めた。この日の試合では、早実の富田直希が2打席連続本塁打と活躍したが、メディアの主役にはなれなかった。

   東東京代表の関東第一は話題のオコエ瑠偉の決勝ホームランで勝ち上がって4強へ。あす19日の組み合わせは、仙台育英(宮城)-早稲田実業(西東京)、東海大相模(神奈川)-関東第一(東東京)。東京同士の決勝となると大会初だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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