「サービス付高齢者向け住宅」老親の終の棲家にしていいか?多いトラブル

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   介護が必要な老親を特別養護老人ホームやケアハウスに入れようとしてもなかなか入居できないし、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームは費用が高い。そこで最近増えているのが「サービス付高齢者向け住宅」、通称「サ高住」だ。しかし、トラブルも少なくない。サ高住とはどんなものなのか。

あくまでも「民間運営の賃貸住宅」介護サービスは別料金

   サービス付き高齢者向け住宅に義務付けられている「サービス」は、安否確認と生活相談だけだ。そのほかの介護や生活援助などのサービスは追加契約となる。

   今年(2015年)1月に入居した嶋岡保子さん(86)のお宅を瀬田宙大アナが訪ねた。3階建で1階は食堂や集会室、2~3階に個人部屋が並ぶ。間取りは意外と広く、15畳のワンルームで、キッチン、バス、トイレ付きだ。1か月の出費は13~15万円になる。カルチャー教室は10種類用意されているが1回に300円が別納になる。

   思った以上に負担がかかり退去するケースも起きている。ある女性は母親を入居させたが、毎月「有償サービス」の料金が加算され、払いきれないため1年半で退去させた。国民生活センターにもこうしたトラブル相談は多い。

   淑徳大学・結城康弘教授はこう警告する。「サービス付き高齢者向け住宅は、介護施設というより民間が運営する賃貸住宅なんです。だから、経営難で倒産することもあります。倒産しなくても追加サービスの料金が引き上げられたり、サービスの質が低下することもあります。入居の契約の前に、経営状態やどのサービスが無料で受けられて、どのサービスは有料なのかなど調査をする必要があります」

(磯G)
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