2024年 5月 6日 (月)

「北関東大洪水」住民たちはなぜ取り残された?「これまでもなかったから大丈夫」の思い込み

とにかく避難訓練を経験すること

   早稲田大学の関根正人教授は別の観点からこう指摘する。「ハードウエア(堤防)を整備したとしても、その状況を越えた被害に至るようなことが起こってもおかしくない。その時にどういうふうに住民の皆さんの命を守っていくのか。それを第一に考えることが必要です」

   避難の仕方について河田教授はこうアドバイスする。「私たちはタイムイラインと呼んでいるんですが、直接の避難情報がなくても、その瞬間に自治体はこういうことをやっているということを事前に知っておれば、共通の認識で連携ができるということです」

   高井アナ「連携するために事前に決めておくということですね」

   河田教授「そうです。いきなりやると必ず失敗するんです。事前に決めておけばスキルがアップします。そういうことを日ごろからやることが大切です」

ビレッジマン

*NHKクローズアップ現代(2015年9月14日放送「堤防決壊 そのとき住民は 」)

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