<キングスマン>
予測不能の息つかせぬ展開!世界最強スパイ組織VSマッドITエンジニア

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(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
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   冒頭の城壁が爆破されて粉々になって飛び散る破片がオープニングロールの文字になるところから、「これは何かやらかしてくれるな」と期待してしまう。期待は裏切られることはない。「エーッ、そんなことやっちゃって、次どうするつもりか」と思わせる展開なのだ。そして、さまざまな映像の魔術をこの映画は見せてくれる。

アジトはロンドンの高級テーラー

   ロンドンにある高級テイラー「キングスマン」は、実はどこの国にも属さない世界最強のスパイ組織のアジトだった。仕立て職人ハリー(コリン・ファース)は一分の隙もないブリティシュ・スーツで決めている。ハリーは17年前、中東で同僚が自らを犠牲にすることで命を救われた。

    同僚の遺児・エゴシー(タロン・エガートン)はロンドンでいまニート暮らだった。ハリーはエゴシーを「キングスマン」候補生としてスカウトする。エゴシーは他の候補生とともにテストを受けることになったが、キングスマンになれるのはたった一人だ。

   候補生8人が合宿していると、寝ている部屋がいきなり水が溢れ出し天井まで浸水し溺死しそうになる。もうテストは始まっているのだった。ハリーはエゴシーにこう諭す。「人は生まれた家柄で紳士になるんじゃない。マナーを学んで紳士になるのだ。マイフエア・レディ」のように」。エゴシーは「キングスマン」になれるのだろうか。

   スパイの小道具も満載で楽しい。スタンガンのような感電リング、ライター型手榴弾、先端からナイフが出る靴、開けば防弾シールドになり、マシンガンにもなる多機能傘などだ。

「人が増え過ぎている。俺が減らしてやる」

   スパイ映画は「敵側」が魅力的であればあるほど面白い。敵は天才エンジニアでIT富豪のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)で、ラッパー・ファッションで登場する。彼は環境保護のために「人が増え過ぎている。俺が減らしてやる」と宣告する。腹心の部下は両足義足(しかもこれが武器になっている)の美女剣士・ガセリだった。

   その頃、世界中で優秀な学者、科学者、芸能人が次々と失踪する事件が頻発していた。世界征服を目論むヴァレンタインの仕業である。支配下においた人の首にチップを埋め込み、逆らうとそれを爆発させるのだ。

   また、スマホ、パソコン、メール、ネットが無料で使えるSIMカードを全世界に配布する。しかし、このカードには「親しい人を殺したくなる」という恐るべき仕掛けが組み込まれていた。果たしてキングスマンは世界を救うことができるのだろうか。早くも続編の製作が決まっているそうだ。

佐竹大心

おススメ度☆☆☆☆

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