名乗り出る選手いるか?「野球賭博」自己申告・・・申し出れば失格1年、トボケてバレれば永久追放

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   「クローズアップ現代+」として、放送時間も変わってリニュアルスタートした。取り上げたのは野球賭博問題だ。日本野球機構(NPB)は「今月6日(2016年4月)から25日の間に野球賭博への関与を自主的に申し出れば、無期失格処分を受けても、1年間で解除する可能性がある特別措置を実施する」と発表した。

伊集院静「熊崎コミッショナーは厳しい方。この番組を見た選手は告白すべき」

   野球を題材にした「受け月」で直木賞を受賞した、ゲストの作家の伊集院静さんはNPBの措置を重く見る。「(NNPBの)熊崎コミッショナーは大変厳しい方ですから、今回の措置は先を見たものだと思います。どういうことかというと、25日までで終わるんじゃなくて、第一段階で勧告をしたということだと思います。『いいですか。期間内に申し出た人はいろんな処分を考えましょう』と。しかし、この調査は今後も続きます。つまり、唯一救う道を熊崎さんは提案されたんだと思います。だから選手が甘く見て、25日を過ぎたら全部終わりだと思ったら間違いだと思います」

   25日以降にNPBの調査で賭博関与が判明したら、容赦なく永久追放ということである。

   久保田裕佳キャスター「申告しやすいできる限りの環境を作ったと言っていますね」

   元大リーガー・松井秀喜さんとも親交のある伊集院さんがさらに言う。「大事なことだと思います。私も数日前、松井選手を話しましたが、彼が高木選手(野球賭博に関わったとして1年間の失格処分)に会いに行ったのは、この1年をどう過ごしたらいいのかということについて話し合ったそうです。救う道もあるのだから、今からこの番組を見た選手は自ら告白すべきだと思います」

   久保田キャスター「松井選手とお話しされたということですが、松井選手はこの事件をどう見ているんでしょうか」

   伊集院さん「少年たちの夢を壊したのが非常にショックだったと言ってましたね。と同時に高木君も含めて再生の道をどう作ってあげればいいかということを考えていましたね」

プロ野球界は清算できるか?反社会勢力とズブズブ関係

   プロ球界では1969年に「黒い霧」事件が発覚した。「八百長」に関わったとして複数の現役選手が永久追放になった。これ以降、現役選手が八百長に関わった事件はないが、ロッテや中日で活躍した愛甲猛さんは「プロ野球にはつねにさまざまな誘惑がある」と話す。「知人に『知り合いの誕生日なので一緒に行ってくれないか』と言われ、行ってみたらそういう方々(暴力団)の誕生日で、組長から『野球が大好きで応援しています』って座っているところに挨拶されたこともありました」

   台湾リーグでプレーし、野球賭博や八百長を目の当たりにしたマック鈴木さんもこう言う。「台湾でプレーして、お金がかかっている試合は何試合かありました。130キロ後半を投げるピッチャーが125キロに抑え、コントロールもいいのに5人、6人と歩かしてね。『俺、やらないよ』と言えない立場の台湾生まれの選手もいると思うんです。たとえば高校の先輩だったり、大学の先輩だったり(から持ちかけられたら)」

   先輩・後輩やプロ野球全体とそれにたかってくる反社会的勢力との『交友』を絶たない限り、問題の根絶に繋がりそうにない。最後に伊集院さんがこう釘をさした。

「野球賭博は小さな事件ではありませんからね。甘く見ていたら大変なことになると思います。プロ野球の存続も含めて考えなければならないことだと思います」

ビレッジマン

NHKクローズアップ現代+(2016年4月4日放送「独占告白 野球賭博」)

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