北島三郎「北海道新幹線・函館」地元のおすすめ寄り道案内

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   <世界ふれあい街歩き(NHK・BSプレミアム)>今週末からのゴールデンウイークに、北海道新幹線で函館までおでかけの方も多いでしょう。函館観光は五稜郭、夜景、朝市などが定番ですが、こんなところにもちょっと寄り道してはいかがかと、函館出身の演歌の大御所・北島三郎さんが案内しています。

「函館ハリストス正教会っていうのがあってね、日本で最初のロシア正教の教会なんだけど、みんなガンガン寺って呼んでるの。塔の上に鐘あって派手にならすのよ。だからガンガン寺」

   ニコライ管轄司祭の許可を得て塔に上ってみると、大小6つの鐘がありました。鐘打ちを担当する信者さんが手でひもを引っ張り、足でペダルを踏んで、1人で6つの鐘を音楽のようにならします。「耳がおかしくなりませんでしたか」と聞かれるほど、なるほどガンガンと大変な音量と迫力でした。鐘をついていた信者さんはこう話しました。

「世界中でいざこざがありますからね。平和を願って鳴らしてます」

   鐘の音が世界の紛争地に届くことを願わずにいられません。ところで、いつ鐘を聞くことができるのかと調べてみたら、土曜の夕方と日曜の朝が多いそうです。

日本で最初のクリスマスツリー、ストーブ、四角い鉄筋コンクリート電柱

   函館は横浜、長崎とともに、江戸幕末の鎖国解除で最初に国際貿易港として開かれ、フランス、イギリス、ロシアの船が頻繁に出入りするようになりました。それだけに、ここが発祥という西洋文化や建築物が元町周辺にはたくさんあります。クリスマスツリーもその一つです。

   函館元町ホテルのすぐそばにかつてはロシア領事館があって、初代ロシア領事が箱館奉行に「大きな木に飾りつけをしたので、お子さんを連れて見においで下さい」と招待状を出したのが、日本でクリスマスツリーの最初だといいます。元町ホテルにはクリスマスのときでなくてもツリーが飾られています。

   いまも使われている90年前の四角い鉄筋コンクリート製の電信柱はフランス伝来です。当時、日本はすべて丸い木製の電柱でしたが、周囲の西洋建築に合わせて四角くしたそうです。日本最古のストーブも函館にあります。五稜郭を設計した武田斐三郎がイギリスのものをスケッチして、それをもとに作られました。レプリカが箱館高田屋嘉兵衛資料館がありました。鉄製の円筒形で結構大きい。

お土産にいかが・・・旅愁誘う「海のアンティークグッズ」

   港に向かって下りていくと、弁天町で「海のアンティーク 小森商店」という看板が目に留まりました。のぞいてみると、ご主人は「昔のイカ釣り船のガラスうきやロープや網なんかを売ってます」。所狭しと漁具や船の部品が並んでいて、何に使うのかわからないようなものがいっぱい。ふいごのようなものにラッパが付いたものがあります。「霧笛です。霧で視界がきかない時に、周囲に自分の船はここにいるよと鳴らして知らせるんです」

   ご主人が鳴らしてみせてくれました。ふいごのようなものに空気を吸い込ませ、グーッと絞り込むようにすると、ブォーというか、ヒョオーというか、悲しげな音がしました。霧笛がむせぶとはよく言ったものです。サブちゃんも「切ない音だなあ」

   店内には船のドアノブや小さな可愛い計器などもあって、おしゃれな置物になりそう。函館のお土産にどうぞ。(2016年4月23日再放送)

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