熊本被災地「感染症」これからがピーク!心配されるノロウイルス、食中毒、熱中症多発

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   熊本地震の被災地ではまだに4万7000人(2016年4月26日時点)が、500以上の避難所暮らしを余儀なくされていて、行政も健康や衛生状態を十分に把握できていない。被災者の感染症や衛生、体調面の懸念が広がっている。

   約700人が避難している南阿蘇村の中学校では、ノロウイルスの患者が発生した。対応にあたった医療スタッフによると、感染源のひとつと考えられるのがトイレだった。トイレ周辺がぐちゃちゃに濡れていたため、靴を脱がずにトイレに出入りし、土足のまま居住エリアの体育館に入っていくことがあったという。そこで、トイレを徹底的に消毒し、近くにあった調理場を移動させた。

   封じ込め策が奏功したのか、この後、この避難所でノロウイルスの発症は確認されていない。

東日本大震災でも1~3か月が災害関連死ピーク

   熊本赤十字病院の宮田昭・副院長は、ノロウイルスなどの感染症の広がりは予断を許さない状況だと見ている。「今は各機関が大変な努力を払って封じ込めをやっている最中です。危険度は増してくると考えていいと思います」

   防災心理学が専門の矢守克也・京都大学防災研究所教授は、これから暑い時期を迎えるため、食中毒や熱中症などにも注意が必要だという。「東日本大震災でも、災害関連死のピークというのは、(災害発生から)1か月から3か月ぐらいのところです。避難生活を送られている方の感染症対策や体調管理、あるいは心身のケアなど、今まさに正念場だと思います」

NHKクローズアップ現代+(2016年4月26日放送「5万人避難 命をつなげ~『連鎖』大地震 最新報告~」)

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