2024年 5月 3日 (金)

中年アスリート増加中・・・仕事だけの人生じゃつまらない!ゆる~い新種目からハードなトライアスロンまで

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「会社にとらわれないで輝ける自分が見つかった」

   その一方で、ハードなトライアスロンも中年の参加者が増えている。今月(2016年5月)に広島で行われた大会は、7割が40代以上だったという。その一人、中野皇さん(62歳)はこれまで国内の賞を総なめにし、知らぬ人がいない「鉄人」だそうだ。

   大手エンジニアリングメーカーで働き、40歳で友人に誘われてトライアスロンをはじめた。あくまで仕事の息抜きといった感覚だったが、45歳でまったく畑違いの部署に異動になったのをきっかけに取り組み方が変わった。これ以上の出世は望めないと「みじめで情けない」気持ちになって、「イライラ、ピリピリしていた」(妻の典子さん)。気分を紛らわそうと没頭したのがトライアスロンだった。練習を重ねて記録を更新して行くうちに、「自分のなかの世界で、やればやるだけ記録が伸びるので、それがとてもおもしろかった」「会社にとらわれないで輝ける自分が見つかった。(自分の)可能性がふくらんだ」(中野さん)

   会社は50歳で辞め、仲間の体のケアができる鍼灸師になった。

   ゲストの森脇健児(タレント)はこう話す。「ボクはタレントをやっていて、20代のときに波がガンと来て上がり、30代でどんと落ち込んだんですね。事件や事故、スキャンダルもなかったのに。レギュラー12本が1本になって、東京から京都に戻り、することもないので朝昼晩走っていました。厳しい練習メニューを消化したりするとタイムがだんだんよくなって、自分に自信が出てきたんです。前向きになり、腐ることがなくなり、タレントとして復活できるんじゃないかという自信も芽生えてきました。まあ3年、5年では無理で、15年以上かかってますけどね(笑)」

NHKクローズアップ現代+(2016年5月17日放送「お父さんが『アスリート』デビュー!?脱『単線人生』のすすめ」)
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