2018年 9月 20日 (木)

人間性も変えるバーチャルリアリティ!ヒーロー体験すると実社会でも積極的人助け

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   東京都内各所にゴーグルのようなヘッドマウントディスプレイを使った娯楽施設が続々と生まれている。これはバーチャルリアリティ(VR)の最新技術を使ったものだ。いまや、VRは娯楽のみならず、モノづくりや医療、軍事にも応用されている。最近は、VRによって人の心がコントロールできることも明らかになってきた。

実験で証明された「心の操作は可能」

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   アメリカのスタンフォード大学のジェレミー・ベイレンソン教授は、VRを用いた「スーパーヒーロー実験」を行い、人間の心を操作できることを示した。被験者60人を半分に分け、片方にはVRの中を自由自在に飛び回り、子供を助けるなど、まるでスーパーマンになったような体験をさせる。もう一方の30人にはヘリコプターの乗客として窓越しに眺めるだけのVR体験をさせる。そのあとで、研究スタッフが被験者の前でわざとペンを落とし、双方の様子をくらべると大きな差があったという。

   ヒーロー体験をした30人は全員がペンを拾うのを手伝い、動き出すまでの時間は平均2・23秒だった。ヘリの乗客体験をしたグループは動き出しは平均6・45秒と遅く、6人はまったく手伝おうとしなかったという。VRによって子供を助けるなどのヒーロー体験をした人は、現実世界でも積極的に人助けをすると考えられるのだ。

「悪魔のささやき」で悪用も

   ベイレンソン教授は「VRはすばらしい面もおそろしい面もあり、使い方次第です。とてもポジティブな経験を与えることができるが、悪用しようとすれば、非常に恐ろしいことになります」

   ヒーロー体験とは対照的に、残虐性を増すような体験をすれば、人間の悪い面が引き出される可能性があるというわけである。

NHKクローズアップ現代+(2016年5月31日放送「あなたの脳を改造する!? 超・映像体験(バーチャルリアリティー)」)

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