2018年 10月 22日 (月)

悪徳サラ金か?大学生2人に1人が借りてる奨学金地獄!返済遅れると容赦ない取り立て

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   奨学金が返済できずに自己破産するケースが、累計で1万件になった。大学は出たが、非正規の仕事で収入が少なく、滞納、督促、裁判所命令と追い込まれて、累が家族にまで及ぶケースもあるという。昔はこんな話はなかった。どこかがおかしい。

   仙台で自己破産した29歳の保育士の女性は、母子家庭で、高校、大学と奨学金を受け残債は約600万円あった。非正規のため月収は14万円前後で、生活費を差し引くと月5万円の返済ができなかった。「自力でやっていけると思っていたのですが、返せず、延滞金がついて、このままでは一生払い続けないといけないと思ったのです」

   自己破産は苦渋の決断だった。「迷惑をかけたくない」と婚約も解消した。悲惨だ。彼女が何か悪いことをしたのかと言いたくなる。

   自己破産を申請中の愛知県の20代の女性は正社員で4年働いたが、昨年失業して返済ができなくなった。借りた奨学金はまだ407万円ある。自己破産で女性の支払いは免除されるが、請求は身元保証人の60代の父親に行く。毎月2万2000円を払って15年かかる。「共倒れになりそうで怖い」

子どもは自己破産。保証人の老親に数百万円の督促

   奨学金は経済に余裕のない家庭の子が仕送りやアルバイトで足らない分を補うものだが、大学の授業料は私立でいま86万円、国立で53万円だ。親の仕送り額は2015年の平均は8万6700円と最低を更新した。学生の2人に1人が奨学金を借りている。それに伴って返済の滞納は14年は32万人で増えつつある。

   日本学生支援機構はこの数年、回収を強化している。返済予定日を過ぎると5%の延滞金、3か月続くと個人信用情報機関に登録、さらに債権回収専門会社の督促が始まり、自宅訪問や会社に電話がくる。9か月後には一括支払いの督促が裁判所からくる。まるでサラ金だ。2014年、裁判所からの督促は8400件、10年で40倍になった。

   大阪の62歳の男性は4人の子供を育て上げ、いまは離婚して独り暮らし。老後のため中古マンションをローンで購入した直後、次男の奨学金の一括返済の督促状が届いた。次男は大学院に進学して、850万円の奨学金を受けていた。非正規のカウンセラーをしているが収入が少なく返済できなかった。父も住宅ローンがある。民事再生で200万円に減額して分割払いとしたが、残り600万円の請求が、もう1人の保証人である別れた妻にいった。元妻は自己破産するしかなかった。

   東京大の小林雅之教授は「終身雇用制なら安定して返済できたんでしょうが、非正規だとこれができない。社会全体の問題です」という。

文   ヤンヤン
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