患者本人が書面で病院に伝える「事前指示書」
「アドバンス・ケア・プランニング」という取り組みがある。患者に治療の仕方を訪ねる制度だ。たとえば、春日井市民病では胃ろう、人工呼吸器などを希望するかどうかを確認している。それをもとに病院長あてに「私の事前指示書」を作成するのだ。
国立長寿医療センターの三浦久幸部長)はこう説明する。「この指示書に法的拘束力はありません。本人の意思が変われば中身は何回でも変えられます。本人の判断ができなくなった場合の代理人の署名欄もあります。まだ数か所での実施ですが、今年は全国200か所での研修で広めていきます」
(磯G)