2024年 5月 19日 (日)

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バングラ外国人殺害!突入部隊に撃ち返さなかったテロリストたち「これで天国に行ける」

   バングラデシュの首都ダッカのレストランで7月1日(2016年)、日本人7名を含む20人がテロリスト7人によって殺された事件は日本人を打ちのめした。<犯人たちは、人質に一人ずつコーランの一説を唱えさせ、できなかった人々を躊躇なく次々と殺していきました」(現地特派員=週刊文春)>

   救出された一人を加え、いずれも開発コンサルタントで、6月上旬から国際協力機構(JICA)の交通プロジェクトのためダッカに滞在中だった。事件発生後、店内から「私は日本人だ。撃たないでくれ」と叫ぶ声が聞こえたが<その懇願が聞き入れられることはなかった>(週刊文春)。この言葉がネットを中心にあれこれいわれている。私は、自分だけ助かりたかったとか、日本人だといって助かるわけはないのにという無責任な言質に耳を貸すつもりはない。

   バングラデシュは昔から親日的な国だといわれてきた。きっとその言葉を発した人は、かの国で彼らの優しさ温かさに触れ、これほどよくしてくれる人がなぜという思いが口を衝いて出たのではないか。

   週刊新潮で現場近くのグルシャン警察署のジャキール副所長が、「彼ら(テロリスト)を決して許しはしない。ただ、その中で日本人が7名も犠牲になってしまったことは、我々にとって、非常に恥だと思っている」と語っている。

   報道によると、テロリストたちはかなり裕福な家庭の出で、高等教育を受けた人間だったという。週刊新潮はテロリストたちは20~30分程度で殺戮を終え、治安部隊が突入するまで店内でこのように過ごしていたと報じている。

<1日から2日に日付が変わる頃、テロリストはシェフにエビと魚で料理をつくって欲しいと頼んだ。シェフや従業員は彼らと一緒に食事をした。
   彼らは、朝になれば殉教者になれる。ジハードを実行したので天国に行ける、と話していた。
   治安部隊が店に突入した際、彼らは死ぬ覚悟が出来ていたので撃ち返さなかった」(インド人ジャーナリストのシャイク・ラーマン氏)>

   テロリストたちのバックにIS(イスラム国)がいたのかどうか、まだ定かではないが、テロリストたちはかなりの訓練と覚悟を持った人間たちだったようだ。

   どうしたら海外にいる日本人を守ることができるのか。安倍首相は口先ばかりでなく、具体策を示すべきである。テロは武力だけで制圧することはできない。こうしている間にも次の日本人が標的になっているかもしれないのだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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