2024年 4月 29日 (月)

世界から高い評価「日本ワイン」ぶどう栽培に不向きな風土が生み出す多彩な味と香り

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国税庁も「日本産」「国内産地名」の表示厳格化

   ところが、「日本のワインは逆風にさらされている」という指摘もある。昨年(2015年)、国税庁は新たなルールを発表した。これまでは原料が輸入されたぶどうであっても、日本で作れば「国産ワイン」と表示することが許されたが、新ルールでは100%国産ぶどうを使用したものでなければ「国産」と表示できなくなった。さらに、「甲州ワイン」などと地名を名乗る場合には、その土地のぶどうを85%以上使用して醸造しなければならなくなった。現場では少なからぬ混乱も起きている。

   鎌倉千秋キャスター「この混乱はどう捉えたらいいでしょうか?」

   鹿取教授「いま本当の意味で新しい日本のワインの時代が始まろうとしているのかなと思っています。そのための産みの苦しみです。その土地でできたものを食べて、その土地で生まれたワインを一緒に楽しむ。そのためには、作り手と飲み手が一緒になって日本のワインを応援して欲しいと思っています」

   表示の厳格化はむしろ日本のワインの信頼性を高めることになるだろう。

*NHKクローズアップ現代+(2016年10月17日放送「なぜおいしくなった?『日本ワイン』快進撃!」)

ビレッジマン

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