2024年 5月 7日 (火)

<日曜劇場「ⅠQ246~華麗なる事件簿~」>(TBS)天才的頭脳持つ貴族の末裔が事件を解決!古畑+杉下+ポアロ風の織田裕二が快演

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   織田裕二演じる法門寺沙羅駆(ほうもんじしゃらく)の喋り方がどうにもこうにも鼻につくとスタート当初、賛否両論を呼んで話題になったが、"だんだんよくなる法華の太鼓"で見続けているうちに慣れてきた。

いいとこ取りの主人公の作戦勝ち

   ドラマは見て貰ってナンボ。田村正和の古畑任三郎に、水谷豊の杉下右京、さらに名探偵ポワロの声優(熊倉一雄)などなど、ミステリードラマの主人公、全部ひっくるめていただくことで、物議を醸すことで注目を集め、結果的には織田の作戦勝ち。IQ246という天才的な頭脳をもった貴族の末裔に見えるかどうかは別として、なかなか頭のいいやり方だったと思う。

   IQ246に加え、やんごとなき貴族のご落胤の末裔、法門寺家89代目当主というありえない設定にしたことで、ま、しょせんフィクションだからそう目くじら立てることもないか、と気楽に見られる。シャーロックが法門寺沙羅駆(ほうもんじしゃらく)、ワトソンが和藤奏子(わとうそうこ)という遊びごころも含めて、ストレスフリーなドラマだ。執事好きとしては、ディーン・フジオカの執事ぶりを愛でるだけでも価値がある。

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