地震に弱い家・強い家ここが違ってた!急いで調べろ「直下率」
2017.01.25 13:42
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大きな地震に襲われるたびに住宅の耐震基準は強化されてきたが、昨年(2016年)4月の熊本地震では2000年の最新基準をクリアした新しい木造住宅にも大きな被害が出た。「明暗を分けたのは住宅の直下率でした」と佐藤俊吉アナがリポートした。
1階と2階の壁・柱がたてにつながっているか
「直下率って、初めて聞く言葉ですね」とゲストのお笑いコンビ「千鳥」のノブはいう。直下とは2階の壁と柱が1階の壁と柱に同じ面でたてに直結していることで、直下率が高ければ地震に強いということだ。2階にいくら壁や柱があっても、1階のリビングなどの開口部分の上に乗った形では耐震性は低い。
熊本地震では、同じ最新基準で建てられた住宅でも、直下率が90%近い住宅はほとんど被害を受けなかったが、10%以下の住宅は倒壊した。「倒壊した住宅は2階の壁の下にはほとんど壁がない極端に直下率の悪い事例でしたね」と現場で被害調査をした工学院大の宮澤健二名誉教授はいう。
井ノ原快彦キャスター「そういうことがクリアされているのが最新基準だと思っていましたけどねえ」
佐藤アナ「直下率についてはそうはなっていないんです」