脳をダマせば「幸せ気分」!落ち込み一発解消の「棒くわえ」

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   面倒な努力をしたり、特別なトレーニングを受けたりしなくても、自分の脳をダマすことで気分が楽になったり、家事が上手くなったりするという。かおりさんはLINEで友人と会話した後、必ずネガティブな気分になってしまう。「最後に返事が来なかったりすると、良くないことを言っちゃったかなと、そのことばかり考えてしまうんです」

   そんなときはこうすればいいと教えるのは幸福学を研究している慶応大大学院の前野隆司教授だ。「幸せ度を高めてやるんです。笑顔を作るだけで幸せな気分になるという研究があります。でも、本当に落ち込んでいるときに笑顔になるのは難しいのですよね。そんなときは太めのペンのような棒を横にくわえてください」

   中谷文彦アナが解説する。「棒をくわえるだけでなぜ幸せな気分になるのでしょうか。前歯で棒をくわえると口の形が笑顔と同じになるんです。すると、脳が楽しいからだと錯覚して、本当に楽しい気分になるんです」

   また、アメリカの大学の研究では「上を向いて大股で歩くと、満足度、誇らしさなど幸福感が格段に上がる」という実験結果があって、これも脳の錯覚による効果だという。前野教授は「人間は適応能力が高いですから、環境が変化すると脳もスッとだまされるんです。だったら、不幸なほうにだまされるより、自分で幸せなほうにダマしたほうがいいでしょ」と話す。

オノマトペで家事負担も軽減

   朝日大の藤野良孝准教授はオノマトペで家事が上手になり、負担感も軽くなりますと提唱する。オノマトペとは擬音語、擬態語のことだ。奈良の主婦の前川裕美さんは調理があまり得意ではない。大根をおろすのもギクシャクしていかにも危なっかしい。「ザッ、ザッ、ザッ、ザッと声に出しながらやってみてください」と藤野准教授に言われてやってみる。スムーズに手が動くようになり、たちまち大根おろしがすりあがった。ザッという音に力を前に向かせる効果があったのだ。

   上級テクニックのたまごの片手割りもたちまちできるようになった。「キュッ」と口に出して卵を握り、「トントントン」とつぶやきながらひびを入れ、「カパッ」で割る。プロがやるように、手を汚すことなく、きれいに卵が器に落ちた。「カパッ」で広がるイメージされ、それが指先につながった結果だった。

   藤野准教授「オノマトペには作業を短く感じさせる心理的作用もあります」

   掛け声を上げたり、いろいろと声を発して家事をやって、疲れたら口に棒をくわえるということかな。

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