「作品賞」発表ミスで波乱のアカデミー賞授賞式 反トランプで盛り上がり

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   第89回アカデミー賞授賞式で最も注目された「作品賞」の受賞作品を間違えて発表する前代未聞のハプニングがあった。ほかにもトランプ大統領への皮肉や当てつけ満載で話題豊富な授賞式となった。

   「作品賞」を発表したのは、「俺たちに明日はない」(1967年)で共演したフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティ。

   フェイ・ダナウェイが赤い封筒に入ったペーパーの文字を見ながら「ラ・ラ・ランド」と読み上げ、ステージ上にいた「ラ・ラ・ランド」の制作陣たちが喜びを爆発させた。ところが、慌てふためいてやってきた関係者が「これはジョークじゃないんだ。ほんとうの受賞作は『ムーンライト』なんだ」と訂正。

封筒の渡し間違いという単純ミス

   司会を務めたコメディアンのジミー・キンメルが「ウォーレン何てことをしたんだ!」と噛みついたが、ウォーレン・ベイティ「封筒を開けたら『エマ・ストーン』『ラ・ラ・ランド』と書いてあったんだ。面白くしようとしたわけじゃないんだ」と平身低頭。

   実は関係者が間違って『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞を受賞したエマ・ストーンの封筒を渡してしまったらしい。

   笠井信輔アナによると、実は授賞式始まって80年来、アカデミー賞受賞の投票や集計など管理は会計事務所に任されており、受賞の結果はブリーフケースで会場に運ばれ、中身を知っているのは会計事務所の2人だけ。発表されるまで誰もわからず「ラ・ラ・ランド」と言われても誰もミスとは気づかなかったという。

「ハリウッドは年齢と体重で差別する」と司会者

   もっとも今回の授賞式のハプニングはこれだけじゃなかった。その中心にいたのはトランプ大統領。司会のキンメルが冒頭のあいさつで「ハリウッドは出身地などで差別はしない。年齢と体重で差別する」とトランプ大統領をチクリ批判。

   さらにツイッターで一矢報いようと、スマホを手に直接トランプ大統領に「へい、トランプさん起きてる? メリルが『こんにちわ』って言ってるよ」と送信。これがスクリーンに映し出され大うけだった。

   スタジオでは、安田洋祐(経済学者)が「昨年のアカデミー賞は白人偏重でエンタメ業界が割れたが、今年は反トランプで一体感があった。2年続けて政治的に翻弄された授賞式になった」と締めくくった。。

文   モンブラン
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