「すごい冒険」と認可に反対意見強かった例の小学校 松井・大阪府知事「教育改革のために緩和」

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   国有地の安値払い下げに続いて、様々疑惑が出ている大阪の学校法人「森友学園」にまたひとつ、私立小学校の設置基準の緩和も働きかけの結果だったという疑念が出た。大阪府の松井知事は働きかけを否定したものの、小学校は「認可できないのでは?」という。今ひとつわからない。

   森友学園は2011年、大阪府に対して私立小学校の設置基準の緩和を申請していた。大阪では、借入金のある幼稚園法人には、小学校の設置を認めていなかった。森友学園はこれを緩和して欲しいと働きかけ、翌12年府は設置基準を緩和した。

   その結果14年に認可されたのが、豊中市で建設中の「瑞穂の国 記念小学院」、問題の小学校だ。ただ、この時の私学審議会では、同学園への認可に「すごい冒険だ」と反対意見が強かったという。「資金の蓄えがなかったから、安定的な運営ができるのか懸念された」という。

幼稚園の「国粋的」教育には否定的な府知事

   これについて松井一郎・大阪府知事は昨日(2017年2月28日)、「当時は、教育改革のために緩和しようという流れだった」と、働きかけを受けたことを否定した。が、それとは別に、伝えられる幼稚園での「国粋的」教育に、「不適切だと思う。適当でない」と、否定的だった。

   昨日はまた、民進党議員が小学校の建設現場を視察した。業者が「ゴミを校庭の下に埋め戻した」と言っているのを、学園は「仮置き」と言っていることにも、「明るみに出なければ、埋めたまま校庭として使うつもりだったんでしょう」と見る。ゴミの搬出工事も始まったが、ゴミを分別するのが難しく、この日の搬出は見送られた。これについて松井知事は「子供の健康に影響するようだと、教育長としては認可できないでしょう」といった。

   国会での追及も続いた。同小学校の寄付集めに「安倍晋三」の名前が使われたことで、「総理に騙されたと思っている人もいるでしょう」と質したのに対して安倍首相は、「騙されたというのは言い過ぎでしょう」と言い返す一幕も。

   しかし、首相が同学園の教育方針に共鳴すると述べていたことをつかれると、「子供にしっかりとしつけをすると聞いた......」などと、おぼつかない答え。子供に「安倍首相 頑張れ」といわせるのは、しつけとはいえまい。教育基本法が禁じている「政治活動では?」と問われた松野文科相は、「その判断は大阪府がする」と逃げた。

   司会の夏目三久「フリースクールの校長先生として、どう思われますか?」

   竹内薫(サイエンス作家)「教育は、物事を多角的に見ることを教える場だと思っている。子供が自分で判断する力を養う。森友学園はその反対で、特定の政治信条を子供に押し付けている感がある。教育的配慮に欠け、教育基本法にも触れると思う。大きな問題だ」

文   ヤンヤン
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