「生みの親」沢尻エリカに感情移入...たっぷり泣きました!
〈日テレプッシュ「水曜ドラマ『母になる』これを見れば全てがわかるSP」〉

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   番組表にタイトルを見つけた瞬間にガッツポーズをしたのは久しぶり。というのも、つい先週、毎週楽しみにしていたドラマ「母になる」が、ハードディスクの不調でなぜか録画失敗していたから......。タイトルからすると、総集編のようだけれど、直前の分も振り返ってくれるだろうし、せわしなくてもこの際構わん!1話から7話までを30分に押し込んだ超絶ダイジェスト、見てやろうじゃないの!!息巻いて、すぐに気が付いた。「こ、これ総集編じゃない...!第7話のプレイバックだ...!」破れ鍋に綴じ蓋とはこのこと。現場でひたすら走るシーンを繰り返す沢尻エリカの撮影裏話も早々に、画面にかじりついた。

   9年前に誘拐された子どもが見つかった。「母」は生みの親か、育ての親か......?ざっくり言うと「八日目の蝉」みたいなもんよね、と思っていたドラマ「母になる」だが、ここまで、私の気持ちは完全に「生みの親」こと沢尻エリカの味方になっている。

   アパートの隣部屋で、死にかけていた子どもを見つけて、救い、育ててやった。子どもが自分の生きがいだった、あの子の母親にふさわしいのは自分だ、と話す「育ての親」を演じるのは小池栄子。しかし、いかにも訳ありの子どもを拾ったのに、警察にも届けず、ちょうど子どもが欲しくてたまらなかったから自分のものにしてしまったという勝手なふるまいを棚に上げ、育てたのは自分だと主張する小池栄子にはフラストレーションがたまりまくりだ。しかも今週は、子どもができて一番嬉しかったこと、として「世間から『一人前』と認められている実感があったこと」をあげ、それによって自分は自由になれた、と堂々と主張する有り様だった。他人の人生から子供を取り上げておいて、満たされた一番の思いが「世間からの承認」というのだから、生みの母の怒りはおさまらない。

   「あなたは全然わかってない!」激昂する沢尻が語る、子どもが誘拐されてからの出来事もまたパンチがきいている。誘拐犯は実は通りすがりではなかった。大学教授の息子を、教え子の大学生が誘拐、直後に自殺したというのが事の真相。誘拐犯が子どもを亡き者にしたという見方が強かった。センセーショナルな話題はねじ曲がってメディアに消費され、特に沢尻は世間からひどいバッシングにさらされた。「それでも、私はそんなことどうでもよかった、考えていたことは一つだけよ」ここで大きく溜めて「広が、生きてますように」。

   思い込みが激しく、自負と自己嫌悪の間を行き来する小池栄子の狂気を感じる「母」も、たおやかに見えてるが激情家、強くて少しだけ無神経という沢尻エリカの「母」も、さすがの演技派。儚げな美少年の子役の可愛げも相まって、毎回号泣させられている。もちろん、今回のプレイバックでも涙腺は決壊した。視聴率がいかほどのものかは知らないけれど、美形・演技派ぞろいのキャストで、確信犯のお涙ちょうだい......ズルいけど、泣ける。というか泣きたくて見ているのかも。そんなこちらの気持ちを知ってか、今回の振り返りも、見事に泣けるシーンの詰め込わせ......。うん、視聴後のウルウル感は、見逃し分も完全に補完できました!(2017年5月23日0時59分~放送)

ばんぶぅ

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