「下がり眉」の黒木華が時代劇によく似合う!創作料理が美味しそう
〈土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」〉(NHK総合)

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   女料理人・澪の波瀾に満ちた人生を描いたドラマだが、その中心にある創作料理の数々が実に美味しそうで、物語もさることながら、その料理に釣られてつい見てしまう。江戸に出て来た大坂(現・大阪)出身の澪が東西の味の好みや水の違いに苦心しつつも、自ら道を切り拓き、料理を通じて周りの人々を幸せにしていく姿を描いた高田郁の原作をもとに木曜時代劇「ちかえもん」(NHK)の藤本由紀が脚本を手掛ける。

   実はこのドラマ、テレビ朝日によって二度に渡ってスペシャルドラマ化されている。その際の主演は北川景子で、澪が働く「つる家」の主人が大杉漣で、とてもいいドラマだったように記憶している。そのイメージがまだ残っているので、果たしてこちらのドラマはどんなものかと思って見たが、テレ朝版に負けず劣らず、こちらも実によく出来ている。

   澪を演じるのは若手演技派女優№1の黒木華。困った時になる「下がり眉」が実にチャーミング。どちらかと言うと地味な顔立ちだが、それがまた時代劇によく似合う。来年の大河ドラマ「西郷どん」にも西郷隆盛の3番目の妻・糸を演じるというから、そちらも楽しみだ。黒木のほかに、森山未來、永山絢斗、安田成美、小日向文世、麻生祐未、萩原聖人ら個性豊かな俳優陣がドラマを盛り上げる。

東西の食文化への理解深まる

   たとえば、第1回「はてなの飯」では、安く売っていた戻り鰹を使った料理を考案するのだが、江戸の人たちは戻り鰹を食べないと知り、こんなにおいしいものを食べないなんて、と、澪が一計を案じ、中になにが入っているか言わず「はてなの飯」として出したところ、飛ぶように売れるというストーリーだったのだが、そんなふうに、ドラマを通して、関東と関西の味つけや調理法の違いなど、時代や地域の食文化や習慣の違いがわかるのもこのドラマの魅力だ。

   エンディングでは毎回、澪がドラマに関連した食材を使って料理をするコーナーがある。これがまた、時代劇の扮装のままの澪が、現代的なシステムキッチンで料理をするというユニークな趣向で、こちらも見モノだ。最後に料理指導のイケメン料理研究家・榊原尚之にも注目。黒木華の代表作になること間違いなし。(毎週土曜よる6時05分~)

くろうさぎ

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