2018年 12月 16日 (日)

政府、ミサイルは「重大な脅威」と北朝鮮に抗議 国連安保理の緊急会合を要請

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   北朝鮮が今朝(2017年8月29日)6時前、中距離ミサイルを発射した。ミサイルは日本列島上空を飛び、北海道東方の太平洋に落下した。「スッキリ!」は珍しく硬派展開で、リアルタイムの中継をつないで、「北の意図」の分析を試みたが、はっきりしたのは、日本が相当舐められているということだけだった。

   ミサイルは午前5時58分、平壌近郊から発射され、同6時07分襟裳岬上空を通過。同12分襟裳岬東方約1180kmの太平洋上に落下した。飛行距離約2700キロ、高度550キロ。日本海上で3つに分離したとみられる。

   発射と同時に、「Jアラート」が作動し、ミサイルの通過点に当たる北海道の函館、札幌などで「ミサイルが通過」というアナウンスとともにメールが発信された。札幌など一部で鉄道がストップしたが、それ以外はほぼ平常通り。船舶、航空機に異常はなく、市民も、驚いたものの、生活に変化はなかった。

   ミサイルの日本上空通過は3回目。前回は昨年2月だった。北は、グアム周辺に4発撃ちこむ計画があると公言していたが、先週土曜日(26日)短距離ミサイル3発を打ち上げただけだった。

   政府は、「重大な脅威だ」として、国家安全保障会議を招集。北朝鮮に抗議をする一方、国連安保理の緊急会合を要請して、北朝鮮に対する国際社会の圧力強化を促すとしている。

安倍首相「深刻かつ重大な脅威」

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   安倍首相は、「深刻かつ重大な脅威だ。断固として北朝鮮に抗議。国連を通して、国際社会の圧力強化を求める。国民の安全・安心に万全を期す」と述べた。

   河野・外相は、「南(北が予告していたグアム)へ向けると、アメリカが反応する。そこで東へ向けて撃ったというのは、ひるんだとも言える。東だろうと南だろうと、我が国への脅威は変わらない」と述べた。

   「スッキリ!」はソウル、ワシントン、中国・丹東まで特派員を動員して、各地の動きを伝えたが、韓国は日本より遅れ気味。アメリカは目立った反応なし。丹東はむろん何にもわからない、という結果だった。

   北朝鮮情報サイト「デイリーNKジャパン」の高英起・編集長は、「公言していた『グアム攻撃』の手前、やらないと弱腰と見られる。米韓合同軍事訓練もある。しかしアメリカを刺激したくない。そこで、一番被害の少ない日本へ向けた」とみる。

   軍事アナリストの小川和久氏は、「ミサイルは中距離の『火星12型』だろう。ICBMの『火星14』だと、アメリカを刺激する」という。電話でコメントした前嶋和弘・上智大教授も。二人とほぼ同じ見方だった。

   ロバート・キャンベルは、「今アメリカの報道は、テキサスの水害一色。トランプ大統領も現地へ行く。だから、北の問題では今急いで反応しなくていいタイミングだった」といった。

加藤浩次「北は相当考えている」

高氏「米も韓国も北朝鮮とは水面下で話し合うルートがある。日本もあるようだが、突っ込んだ話し合いはできていない。これを築く必要がある」

小川氏「日本ではとかく、敵地攻撃能力が言われるが、それよりは日米同盟を機能させる抑止の考えが重要だ」

   次の予想される動きは9月9日の北の建国記念日だ。韓国では、北が核実験の準備を終え、その状態が維持されていると確認したという。トランプ大統領は核実験を「レッドライン」としている。金正恩がこれを踏み越えるかどうか。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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