2024年 3月 19日 (火)

保守の右と民進党離党者が合流する「小池新党」 はてどんな政党に?

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   民進党離党組の参加ばかりが目立っていた若狭勝衆院議員らが進める「小池新党」に、元拉致問題担当相や自民党現職議員らが相次ぎ参加を表明し流れが変わってきた。

   小池百合子都知事と親しい日本のこころ代表の中山恭子参院議員(比例)=元拉致問題担当相=や自民党の福田峰之・内閣府副大臣(衆院比例南関東)が新党参加の意向を明らかにしたもので、自民党現職でしかも副大臣が新党参加を表明したのは初めて。

   番組では、政治評論家の田崎史郎氏(時事通信特別解説委員)をゲストにその影響などを探った。

   田崎解説委員は「副大臣が新党参加することで自民党はショックを受けていますよ。しかし今、起こっていることは選挙目当て。自分が当選できるかどうか。福田さんの選挙区(神奈川8区)は非常に強い民進党の江田憲司さんと同じ。勝てないので他の党、あるいは他の選挙区でと考えたのでしょう」と見る。

   では、この新たな動きは来る選挙にどんな影響があるのか? 田崎解説委員は次のように見ている。

中山さんが保守票持って行く可能性

   「福田さんの影響はないが、中山さんは5年前、維新の会から立候補し2位で30万票を集めた。保守票を持っていかれると警戒されている。一方、小池新党からすると、中山さんは保守のなかでも右の部分。それが民進党離党組と一緒になるわけで、どういう色合いになるにか、立ち位置がはっきりしない」

   コメンテーターの石原良純(タレント)も「結局、何をする政党なのか見えてこない」と現段階で誰もが感じている疑問を述べた。

   これに田崎解説委員は「既成政党は実績で評価されるが、小池新党は期待値だけでやろうとしている。過去に登場した新党が現在、残っているかという視点を有権者は持つべきだと思う」と指摘した。

   現在、150人と言われる立候補者の数を揃えるのに懸命のようだが、「自民党とも民進党とも違う政党」(若狭議員)とは、どんな政党なのか。小池新党は明日26日(2017年9月)に政党名を届出し、27日に記者会見を予定している。そこでどういう政党を目指すのか説明する必要があるだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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