東の皇帝はトランプさん 中国「異例もてなし」の思惑

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   3つ目の国、中国を8日(2017年11月)に訪れたトランプ米大統領を出向かえたのは国賓を超える『皇帝』級のもてなしだった。そこに忍ばせた習近平国家主席の思惑とは何か?『とくダネ!』が探った。

   まずトランプ大統領が招かれたのが中国を代表する広大な史跡、故宮博物館(紫禁城)。1日に8万人以上の観光客が訪れるというこの史跡を貸し切って習主席自ら長時間にわたり案内し、中国の悠久の歴史をアピールした。

   アメリカの首脳ではクリントンやオバマも参観しているが、国家主席自ら案内するのは異例という。しかもこの日の晩餐会の会場は、その一角にある昔の皇帝の住まいだった、非公開の建福宮を開けてもてなした。

強国外交のスタート

   歴史の短いアメリカの首脳に中国の奥深い歴史や文化を存分に見せつける演出。新聞情報によると、習主席は「文化が続いてきたのは中国だけ。私たちは竜の後継者です」と述べたという。

   そこにどんな含みがあるのか?番組にゲスト出演した磐村和哉・共同通信編集委員がこんな指摘をした。

   「思惑としては強国外交のスタート。10月の中国共産党大会で事実上の独裁体制、習近平体制を強め、そこで掲げたのが『大中国をつくる』こと。

   中国には太平洋・アジア地域を山分けするような発想がどうもあるようで、中国がこれだけもてなすのは、西の皇帝は我々、東の皇帝はあなたトランプさんですよという演出を今やっている最中だと思う」

   米中首脳会談は今日9日に行われ、懸案の北朝鮮問題や南シナ海問題が協議されるはず。皇帝級のもてなしに幻惑され、よもや切っ先が鈍るようなことはあるまい。

文   モンブラン
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