2018年 9月 19日 (水)

凸凹バディ刑事たちの上質な人間ドラマ 神木隆之介に胸キュン
〈刑事ゆがみ〉(フジテレビ系)

印刷

   浅野忠信と神木隆之介がW主演する「刑事ゆがみ」。"先入観ゼロで人の奥底に潜む闇を鋭く観察、真実解明のためには違法捜査もいとわず、天才偏屈刑事"の弓神適当(ゆがみ・ゆきまさ)と"強い正義感ゆえにふりまわさえてしまう後輩刑事"の羽生虎夫(はにゅう・とらお)の凸凹バディがさまざまな難事件を解決する刑事ドラマだ。

   個人的に今期ベスト3に入るくらいハマっているが、なぜか視聴率はふるわず。初回7.6%で、あとは5~6%台をいったりきたり。こんなに面白いのにドラマなのにどうして人気がないのか不思議でしょうがない。

   浅野忠信の飄々としたイメージが弓神刑事にぴったり。台本どおりなの? アドリブなの? と錯覚してしまうほど自然な台詞まわしはさすが。「A LIFE~愛しき人」(TBS)での"棒"演技はなんだったんだ!? と思う。キムタクを引き立てるためにわざと下手にやったわけではないだろうが......。

   そして、神木隆之介。子役で活躍したのち、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「サマーウォーズ」「借りぐらしのアリエッティ」「君の名は」「メアリと魔女の花」と、彼が声優をつとめた作品は必ずヒットする、"もってる男"神木。映画「3月のライオン」の桐山零もよかったが、今回の羽生刑事も適役。弓神刑事に翻弄され、からかわれ、あたふたするところがもうたまらない"神木キュン"と言われる所以か。

   1話1話のストーリーもよくできていて、これは原作である井浦秀夫の漫画のクオリテによるもの。それをさらに上質な人間ドラマに仕上げる脚本と演出。強行犯係も稲森いずみ以下、それぞれキャラが立っていて、シリーズモノで何年もやってきたかのような安定感がある。多々木挙男役の仁科貴は、父親・川谷拓三に似てきて、これから楽しみな俳優だ。弓神の協力者・ハッカーのヒズミを演じる山本美月もミステリアスでいい。普段、ベタっとした甘え声が苦手だったが、今回は声を失っている役なのでなおさらよく感じる。

   刑事ドラマは出尽くしたと思っていたが、こういう手があったとは。弓神による羽生への「童貞いじり」はやり過ぎ感もあるが、それもオトナのドラマならではということで。

(木曜よる10時~)

大熊猫

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • 【9月28日開催】中小企業の役員・総務担当者はマスト! 企業承継と相続対策セミナー弁護士は見た!「社長が認知症に!? 悲惨な現実と対応策」

  • 【9月20日開催】人事・労務担当者必聴セミナー 「"無期転換ルール" あなたの会社は大丈夫?」 ~これからでもできる!企業のリスク回避術~

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中