2018年 6月 22日 (金)

「自分にここまでさせる妻が怖かった」 加害者の声からDV解決策をさぐる

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   井ノ原快彦キャスター「きょう(2018年1月29日)のテーマはDV(ドメスティックバイオレンス)です。気分悪くする方もいらっしゃるかもしれないけど、あえて加害者の声を聞いていきます」

   DVは、配偶者など親しい間柄で起こる暴力を指す。殴る、蹴る、物を投げつける、凶器を体に突きつけるなど「身体的な暴力」をはじめ、大声で怒鳴る、人前でバカにしたり命令口調でものを言ったりするなどの「精神的な暴力」、性行為の強要や避妊に協力しないなどの「性的な暴力」が当てはまる。

   内閣府の調査では、4人に1人の女性が夫から暴力をふるわれた経験がある。DVは決して珍しいケースではないが、加害者は家の外では大抵穏やかで腰が低く、暴力的には見えないため、周りには気付かれにくいのが現状だ。

「俺の城にいる妻や子供には何をしてもいい」

   立命館大学の中村正教授は、加害者が持つ特徴的な考え方として「所有意識」「特権意識」「被害者意識」の3つを挙げた。

   中村さん「この家は俺の城で、そこにいる妻や子供は俺のものだ。俺の城にいる妻や子供に何をしてもいいんだ、俺は養っているという意識が強いと思います。また、俺の暴力は正義で正しい暴力なんだ。家族の中では『俺様』なので、俺を立てなきゃならない。それをしていないお前らが悪いという意識」

   結婚13年目で妻の首をしめ、気絶させたのをきっかけに自分から家を出たという加害者の男性は、「当時は『そういうことをさせる相手が怖い』と思っていた」と明かした。

   井ノ原キャスター「昔からの『男はこうあるべきだ』と強く思っている人たちがそうなるのかなと思うけど、若い人でもありますか」

   弁護士の斉藤秀樹さん「(加害者は)家族の関係を対等ではなく、常に上下、上司と部下のような関係でしかとらえられない。過去にそういう環境にいる人が多かったと認識している。決して年配の方だけでなく、若い人でもそういう環境で過ごしていると同じようなことになる」

   ゲストのマキタスポーツ(お笑い芸人)「学校でも、昔は先生が当たり前に暴力をふるっていたっていうじゃないですか。学校生活を円滑に行うためのやり方で、それが効率的だったのもあるのかなと思う。家庭の中でも、受け入れる側と支配する側がDVでぐるっと回っちゃう瞬間があるんじゃないか。その日常に慣れてしまうと、DVを取り除くのはすごく面倒臭いとお互い思うのかもしれない」

   特別編成で40分間の短縮放送だったが、このテーマを取り上げるにはまだまだ時間が必要だった。

   有働由美子キャスター「600通近くメールやFAXをいただいているので、私たちで預からせていただきます。もう一度必ずやりますので、その時はまた有益な情報をお伝えしたいと思います」

ピコ花子

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