2018年 11月 19日 (月)

<マンハント>
もう話はあってないようなもの、アクションが全てだ 3人の女性陣の活躍が見ものだが...

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   殺人の濡れ衣を着せられた国際弁護士、ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)と彼を追う敏腕刑事・矢村(福山雅治)。捜査を進めるにつれ2人の間には次第に信頼が生まれ、共に真相を追うことに。そこには、かつてドゥ・チウが弁護を担当した酒井(國村隼)が社長を務める巨大製薬会社の訴訟事件と、恐ろしい真実が隠されていた。

   主演は「タイガー・マウンテン 雪原の死闘」のチャン・ハンユーと、「そして父になる」の福山雅治。共演にはハ・ジウォン、國村隼、竹中直人。西村寿行の同名小説が原作の映画「君よ憤怒の河を渉れ」を、「レッドクリフ」「M:I2」のジョン・ウー監督がリメイクした。

福山雅治がトム・クルーズ張りに精一杯頑張っている

   見始めてすぐ気がつくのは、シーンが変わるのが激しく、過去の回想シーンではやたらとスローモーションを使っていること。前半の話は分かりやすいのだが、展開を急いでいるように感じる。そして登場人物に全く感情移入できない。ひとつひとつのエピソードを印象付けるのに時間が短すぎるのだ。ちょいちょい出てくる矢村の過去や、ヒロインとなるチー・ウェイ扮する真由美の過去も、愛する人を失ったのは分かるが悲壮感が湧かない。特に真由美は、悲しむ間もなく、「6歳のころから狩りをしている」と、銃撃戦では猟銃片手に主役顔負けのアクションで敵を打ちまくる。強すぎるのだ。婚約者も彼女がいたら守れたような気がするが。後半では、何とかジョン・ウーの技法により、ドゥ・チウをかくまってくれたホームレスの坂口や、女殺し屋のドーンが亡くなるシーンで、ちょっとホロリとするから不思議。

   この映画最大の見どころは、やはりアクションシーンである。もう話はあってないようなもの、アクションが全てだといっても過言ではない。全盛期のジョン・ウー映画を彷彿とさせる迫力。福山雅治もトム・クルーズ張りに頑張っている。特に女殺し屋のレインやドーン、ヒロイン真由美といった女性陣のアクションも見ものだ。しかし、舞台が日本だと精一杯頑張っても限界がある。スケールが小さく見えるのは、歴代のジョン・ウー作品とどうしても比べてしまうからだろう。

   次回はぜひともハリウッドでの彼の作品が見てみたい。(PEKO)

   オススメ度☆☆

   

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