2018年 10月 16日 (火)

安倍首相置いてけぼり?寝耳に水の「トランプ・金正恩会談」「鉄鋼・アルミ関税」で大慌て訪米

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   世界は目まぐるしく動いているが、日本だけが蚊帳の外である。平昌五輪が終わった直後、韓国の使節団が北朝鮮を訪問し、金正恩労働党委員長と笑顔で会談した映像は、北朝鮮外交のしたたかさを日本人に見せつけた。

   安倍首相はあわてて、4月(2018年)に訪米して、トランプ大統領と北朝鮮問題について話し合うと発表した。だが、トランプは韓国側から金正恩が首脳会談を望んでいると聞き、受け入れる意向だと報じられているから、安倍はトランプから「こうすることに決めた」という報告を受けるだけになるかもしれない。

   ワイドショーや週刊誌は、北朝鮮の時間稼ぎ、<「4月上旬から米韓合同軍事演習が行われます。この時から、北朝鮮は二重の対応を見せると思います。韓国と融和ムードを続けつつ、再びミサイル発射実験などで、威嚇、挑発を始める可能性がある」(龍谷大学社会学部・李相哲教授)>(フライデー)と懐疑的だが、日本だけが置き去りにされる可能性もあると思う。

   そのトランプが鉄鋼とアルミの輸入品に新たな関税をかけることを決めた。それに対して欧州や中国は大反発しているが、日本はどうするのだろう。まさに内憂外患だが、安倍首相の手に余る問題山積で、国会の答弁を聞いていても、心ここにあらずのようだ。

   財務省が森友学園の公文書を書き換えたという疑惑に、官僚たちは逃げの一手だ。今後は、朝日新聞が書き換えられた文書をいつ紙面に載せるのかが焦点になる。朝日新聞の思わせぶりな報道の仕方に批判もあるが、安倍との社運を賭けた真剣勝負だから、そのタイミングを見ているのであろう。

   昨日(2018年3月8日)、週刊新潮はこの問題に触れていないと書いたが、33ページに半ページ「安倍官邸火消しに躍起の"森友文書問題"舞台裏」というのを発見。失礼しました。

大谷翔平に不安材料・・・大リーグのボールは滑りやすくすっぽ抜け

   週刊新潮に、羽生結弦の国民栄誉賞にプロボクシングの村田諒太が咬みついたという記事がある。東京新聞の2月26日に、村田はこう書いた。

   <レスリング女子4連覇の伊調馨選手を除くリオデジャネイロ五輪で出た多くの金メダリストには与えず、目立つ結果となった今回の2人(小平奈緒にも贈るといわれていた=筆者注)に検討するのは、五輪の価値とは競技レベル(競技人口、普及率等)ではなく、企業や政治的に広告としての価値があるかどうかなのかと考えさせられる、いらないオマケのついた平昌五輪でした>

   よくぞいった村田である。そう、政治家たちのためのショーと化した国民栄誉賞など「いらないオマケ」なのだ。羽生はそんなものがなくとも光り輝いている。いっそイチローのように、現役の間はいらないといったらどうか。

   スキーのジャンプで銅メダルを取った高梨沙羅の評判が、彼女が在籍する日本体育大学でよくないと、週刊新潮が報じている。大学にはほとんど顔を見せず、海外で練習していた彼女に「他の学生に示しがつかない」という声は以前からあったという。その上、彼女が五輪後に書いた手記には、日体大や恩師への感謝の言葉がどこにも見当たらなかった。

   大学の広告塔としての役割を期待して特別に優遇してやったのになんだ、というわけである。金を期待していたのに、という気持ちもあるのだろうな。沙羅ちゃんはつらいよ!

   やはり週刊新潮にエンゼルスの大谷翔平が「滑るボール」に手古摺っているという話が載っている。たしかに、テレビで見たが、かなりのボールがすっぽ抜けて、打者の頭上を越えてしまっていた。在米メジャー担当記者がこういっている。

   <「メジャーリーグのボールは表面の革の材質の関係で、日本に比べて滑るのです。加えて、試合が行われたアリゾナはガラガラヘビが出るような乾燥地帯。このメジャー特有の『滑るボール』に対応できていないのは明らかでした」>

   滑らないようにコントロールを重視すると投球フォームが小さくなり、スピードが落ちてしまうそうだ。二刀流の一方の打者としても、まだ結果を出せてはいない。素晴らしい素質を持った選手だけに、周囲の期待が大きすぎるのも気になる。1年間はゆっくりメジャーの野球に慣れるという気持ちでできればいいのだが。

貴乃花「いまの俺は何でもできますよ」無気味な予告―理事長選に何か仕掛けるのか

   週刊新潮が先週号で「『昭和天皇』のピンク映画」という新聞広告が、朝日、読売、毎日、日経で昭和天皇というタイトルと顔写真が黒塗りにされたことに対して、「過剰な自主規制」「表現の自由の扱いが乱暴」と今週号で批判している。

   黒塗りにしなかった新聞のなかに産経新聞と東京新聞があったそうだ。論調を異にする2紙がそのまま載せたというのは興味深い。

   大相撲春場所が11日から始まる。白鵬、稀勢の里は休場するが、注目の貴ノ岩は出場する。週刊ポストによると、2月26日の夕方、大阪郊外のシティホテルで貴乃花部屋の若手力士を囲む会が開かれたという。貴ノ岩なども一緒で、300人ほどの招待客の前で、貴乃花親方は理事から外れたことで「これから俺は何でもできますよ」と語ったという。

   春場所後に理事長選挙があるが、何か仕掛けるつもりなのだろうか。だが、貴乃花一門激励会という一門の会には欠席したというから、貴乃花を支援してきた親方衆の間にも亀裂があるようだ。

   そこを狙って八角理事長は、理事長選挙に対立候補が出ないよう画策しているというのである。貴乃花劣勢のようだが、不祥事続きの相撲界に対して世間の眼は冷たく、貴乃花への期待が高まり、何かが起きるかもしれないそうだ。

   大相撲改革を叫ぶだけで、なんら具体的な策を示さない貴乃花に期待するのは、私は荷が重いと思う。

「阿波おどり」今年は中止?観光協会と徳島市・徳島新聞がみっともない「開催利権」争い

   週刊現代から2本。週刊現代は去年、徳島県の阿波おどりが深刻な内紛を抱え、中止になるかもしれないと報じた。去年は何とかやれたが、今年は中止になる公算が高いという。運営を行っている徳島市観光協会に赤字が積み重なっていて、積もり積もって4億円超になっていて、徳島市は借金を清算しろと迫り、観光協会は追い込まれているからである。

   週刊現代によれば、これは地元の徳島新聞が市長と組んで協会を排除し、阿波おどり利権を独占しようとしているのではないかというのだ。ただ、阿波おどりの開催中、沿道に設置される桟敷席(観客席)の資材は観光協会が保有しているから、徳島新聞と市が改めて用意しようとしたら、巨額な資金が必要だそうだ。

   全国一といってもいい有名な阿波おどりが、こんな泥仕合で中止になるとしたら、日本中の笑いものになるだろう。地方は地元新聞の力がまだまだ大きく、その土地のテレビ局やイベントを抑えて、我が物顔に振る舞うところがある。メディアがそうした利権を独占しようとするのを許してはいけないし、メディア側もそうしたことは控えるべきであろう。

   週刊現代は明治大学の運動部出身者は使えないという大特集をやっている。明治大学は就職のいいことで昔から知られる。バンカラで武骨だが、気のいい学生が多いように思う。講談社にも多くの明治卒がいるが、個性のある面白い人間が多い。

   週刊現代によれば、明治の運動部出身者の評判がすこぶる良くないというのだ。たとえば、野球部出身者は、三井住友銀行、電通、JR東日本、NHKなど一流企業へ入っている。だが、大手ゼネコンの人事担当者は、野球部のエースを採用したが、エース扱いをしてくれないからとわずか1年で辞めてしまったという。

   昔は辛い練習で先輩からしごかれ、上下関係も鍛えられてきたが、いまはそうしたしごきは姿を消し、今の体育会系はサークル化しているからだという。返事はいいが、自分から何もしない。自分で考えない。視野が狭く広く関心を持つこともしないから、他人と世間話ができない。責任を押し付けられることを嫌がるなど、明治はというが、どこの大学卒でも同じだと思う。

   それに、明治も3割は女子学生だし、早稲田、慶應なども女子大化してきている。もはや、バンカラも質実剛健も死語になりつつあるのだ。明治の運動部出身者だけが使えないのではない。私は、昔から、バカな男より、よくできる女のほうが役に立つといっていた。いまやそれが証明されつつあるようだ。

小室圭さん母親の元婚約者よ、実名顔出しではっきりしゃべっちゃどうか!隠れて他人の恋路邪魔するな

   最後に、眞子さんと圭さんのその後。私は、この2人の婚約延期に関する週刊誌報道に批判的だが、そういう見方が少ないのか、この件での取材が最近多い。考え方の基本は、第三者があれこれいうのではなく、2人が決めることである。それを、眞子さんにふさわしくない、圭さんの母親がどうのこうのと、第三者が「不確かな情報」に基づいていうものではない。

   今週の週刊現代も、元婚約者のいい分だけに基づいて、圭さんの母親を批判をしている。元婚約者によれば、母親の佳代さんは、結婚を前提に、お互いの総収入を等しく分けることにしてと彼にメールを送ってきた。その上、事実婚を知られると、亡くなった夫の年金がなくなってしまうから注意してくれ。彼の生命保険の受取人が娘になっていたのを、自分にしてくれともメールしてきた。

   メールは残っているようだから、こうしたやり取りはあったのだろうが、これは私信である。それもお互いが結婚しようとしている時期に、やり取りをしていたものだ。そうした私的なやり取りを、週刊誌で暴露するというのは、この男の品性を疑う。

   週刊文春はこうした元婚約者の告発には批判の声がないわけではないとしながら、この元婚約者が告発に至った経緯を書いている。彼は秋田県出身で、高校卒業後に上京して、スイスの高級腕時店で修業したという。その後、フランス系のメーカーで万年筆などの修理の仕事をしていた。

   だが、昨年6月、パリの本社から雇用契約の打ち切りをいい渡されてしまったそうだ。住まいのローンが残っていたため、新しいアパートに引っ越し、クルマも手放した。その時、彼女に貸した400万円が手元にあればと思いながら暮らしていた。仲のいい友人と飲んでいた時に、そのことを話すと、「それはひどい!」と憤り、その友人から女性誌(週刊女性)に話が伝わったというのである。

   そうして週刊現代と同様のおカネを無心するメールを示し、返済のために宮内庁のおカネは使ってほしくない、それは税金だからと話し、「圭くんは若い。本人が働いて稼いだお金で返せるはずです。少額ずつでも良いから、せめて『返す意思がある』ことは示してほしい」という。

   耳障りのいい言葉だが、事実関係がこれまでとは違うところがある。元婚約者がカネを返して欲しいという手紙を送ったのは、たしか13年頃だったはずである。また、最初に報じた週刊女性でも触れているが、彼は借用書を1枚も取っていないし、圭さんの母親は「贈与されたもの」だと主張している。

   この男性のいうことが100%事実ならば、彼女の側にモラルの問題はあるかもしれないが、訴訟を起こすことはできないはずだ。4,5年前に起きたことを去年のことにすり替え、結婚話が進行している最中に、週刊誌に小室家に不利な情報を流し、私信であるメールまで公開するやり口は、褒められたものではない。

   どうだろう、陰に隠れて2人の恋路を邪魔するのではなく、元婚約者は顔を出し、実名で週刊誌に告白をすべきだと思う。賢明なる読者諸兄はいかがお考えだろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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