2018年 5月 21日 (月)

回ってきた「忖度」のつけ? 財務省がいよいよ今日、書き換え前の文書を公表

印刷

   森友学園問題での決済文書が書き換えられた疑惑で、財務省はきょう12日(2018年3月)衆参両院に文書の原本を開示することになった。近畿財務局の森友学園担当だった職員が自殺。元理財局長の佐川宣寿・国税庁長官が辞表を提出と、事態の急展開で、「忖度」のツケが回ってきたようだ。

メモを見ながら答えをなぞった佐川氏

   佐川氏は先週金曜(9日)夜、会見して、辞表が受理されたと話した。辞職の理由は、(1)理財局長時代の国会答弁が混乱を招いたこと、(2)文書管理に問題があったこと、(3)今問題になっている決裁文書の担当だったこと、をあげた。

   しかし、記者の質問には、「検察が調べているから」と答えず、自殺した職員についても「ニュースで知った。どなたが亡くなったのかも知らない」と素っ気なかった。意地悪カメラが、手にしたメモを覗くと、答えはメモをなぞっているだけだった。

   自殺したとみられるのは近畿財務局の50代の男性で、森友学園への国有地払い下げ担当幹部の直属の部下。7日、神戸市内の自宅で首を吊っているのが見つかった。遺書もあったという。

   これを受けて9日、野党議員とのヒアリングが開かれたが、財務省側は、決済文書についても、職員の死亡についても、「コメントを差し控える」の一点張り。しかし財務省はきのう11日、文書に書き換えがあったことを認め、今日国会で報告することになった。

   政府関係者によると、決裁文書の書き換え(消された)部分には、「本件の特殊性」などの文言があるほか、4人の政治家の名前もあるという。「特殊性」とは、森友学園と安倍首相の昭恵夫人の関係を指すとみられる。また、決裁文書の書き換えは犯罪にもなるため、誰の指示かも焦点となる。野党は、麻生財務相と官邸の責任も追及する構えだ。

佐川氏が退職したのは国会に呼ばれないためか

   小倉智昭「差し控えさせていただきたい、って便利な言葉ですね。文書の書き換えはなぜ行われたのか」

   元財務官僚の山口真由さんは、「財務省では、国会答弁の内容は重い。だからそれに矛盾しないように整える。もしかしたら、局長答弁との整合性を保とうとしたのかもしれない」

   共同通信の柿崎明二氏は、「書き換えたということは、答弁が決裁文書に即してなかったということ。佐川氏の国会答弁は正しくなかった。さらに文書書き換えと二重に間違いをしている。そうなると、任命責任に当然なる。今の人事は内閣府が決めますからね」と、麻生財務相、官邸への波及を言う。

   夏野剛「書き換えがこうも簡単にできるということは、過去にもやっているのでは? 官僚制度そのものにも疑問が出ている」

   亡くなった職員は、昨年半ばから体調を崩していたが、最近復帰したばかりだったという。財務省は遺書も含めて、闇に葬るつもりなのか。柿崎氏は、「官僚である前に、人間として調べます、くらいは言わないと」と佐川氏と財務省の姿勢を非難した。

   笠井信輔「国税庁長官が、確定申告の締め切り一週間前に辞めるというのは?」

   山口さん「何か、普通じゃないことが起こっている」

   小倉「佐川さんを国会に呼ぶということになる?」

   柿崎氏「民間人になるとハードルが高くなる。呼ばれないこともありうる」

   森山裕・自民党国対委員長も「(佐川氏の国会招致は)民間人になったので難しくなったと申し上げた方がわかりやすい」と言っているという。

   小倉「(佐川氏が)やめた理由を言っているようなものじゃないか」(笑)

文   ヤンヤン
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中