2018年 7月 19日 (木)

「安倍昭恵夫人」自殺者出した自覚まったくなし!週刊文春に「私も真実知りたい」とメール

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   森友文書の書き換えを行っていた近畿財務局職員A氏が自殺したのは、朝日新聞のスクープが出た数日後の3月7日だった。享年54。彼は岡山県生まれで、高校を卒業後に国鉄に入社したと、週刊新潮が報じている。

   一時は立命館大学の夜間部に通っていた。87年に当時の中曽根康弘総理が、財界からの強い要請を受けて推し進めた「国鉄解体」に遭い、大蔵省に転籍している。以後、近畿財務局に勤務し、主に管財部で国有財産の管理に当たっていたという。「趣味は書道で、展示会に出展するほど熱心でした」と、A氏の友人が語っている。

   親族が「(A氏の)様子がおかしいのに気が付いたのは、昨年の八月でした」と話す。いつもは明るいのにその時は暗い声で、心療内科に通っている、うつの反応が出ているが、クスリが合わず夜も眠れないとこぼしていたという。A氏は「月に100時間を超える残業が続いていた。それも何カ月も」と訴え、そして「常識を壊されるようなことがあった・・・」といっていたそうだ。

   朝日新聞の森友学園報道によって、不可解な土地取引問題が明らかになったのは昨年2月(2017年)。<改ざんが行われていたのもちょうどこの時期に当たると見られている>(週刊新潮)

   秋頃から休職し、復職への道筋を辿っていたように見えたが、自宅のマンションの部屋で自殺してしまうのである。遺書には森友問題を巡る一連の対応が彼を追い込み、それを招いた上司への怨嗟の声が書かれていて、奥さんが財務省に激怒していると、自民党関係者が話している。

   親族は<「正義感が強いので、もし間違ったことをやらされそうになったら、絶対に抵抗しようとしたんじゃないのかな。実直な人間からしたら(文書を改ざんすることは=筆者注)とても許されることじゃないことをやらざるをえなかったのではないか」>と、A氏の心の内を慮る。

   こうした"事件"が起こると、必ず自殺者が出る。それも上司から押し付けられ、反発してはいるが、仕方なく従ってしまった、実直で一本気な人間が多い。大蔵省が解体されたきっかけになった「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」でも、自殺者が出ている。今回の文書改ざん事件でも、財務省を解体せよという声が上がっているようだ。

   このスクープは、先週書いたように、<大阪地検の検事で反安倍分子>(週刊新潮)、<官邸は、朝日報道の根拠が捜査資料との見方を強めていた>(週刊文春)と、大阪地検から流れたとみて間違いないようである。

   改ざんされた箇所は200以上。連日、ワイドショーや報道番組では、これを巡ってさまざまな議論が交わされているが、私にはイマイチピンとこない。改ざん文書が示していることはただ一つである。安倍総理の妻の昭恵夫人がこの取引に「深く関わっていた」ということであり、それの痕跡を隠そうとして組織的に改ざんが行われたのである。

   その背景には、検察庁も含めて、官邸が人事を一手に掌握したことにより、<「その結果、公務員は公僕であるより、安倍官邸の下僕となり、政権の意向を忖度するようになる。(中略)森友文書問題が深刻なのは、それが省益などの次元ではなく、安倍首相夫妻を守るために行われていたということです」(政治部デスク)>(週刊文春)

   国税庁長官をクビになった佐川宣寿氏は、証人喚問されることが決まったようだが、週刊新潮によれば、佐川は刑事責任を問われることになるかもしれない。公用文書等毀損罪は懲役3か月以上7年以下。公文書変造罪と虚偽公文書作成罪は懲役1年以上10年以下だそうである。

   昭恵夫人に取材を申し込んだ週刊文春に対して、彼女から「私がお話しすることはほんとうにないです。私も真実を知りたいです」というメールが返ってきたという。彼女にではなく、総理夫人という「肩書」に小役人たちは脅え、犯罪行為にまで手を染めることも辞さないという世の非常識を、この女は分からないのだ。

安倍政権「死に体」総裁3選も改憲も吹っ飛んだ

   安倍首相は昨年2月17日の衆院予算委員会で、森友学園の国有地払い下げに「私や妻が関係していたということになれば、これはもうまさに総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と答弁している(この議事録は現在閲覧できないらしい)。注意していただきたいが、この中に「直接」という文言はない。もはや彼の妻がこの件に関わっていたことは100%間違いないのだから、うじうじと総理の座にしがみついていないで、早く辞めたほうがいい。

   この問題で憲法改正どころではなくなってしまったし、財務省がいくら消費税増税をやりたくても、世論が許さないだろう。3選確実と見られていた秋の総裁選だが、週刊文春、週刊新潮ともに、岸田政調会長が動き出し、石破元幹事長も精力的に地方を回っているから、安倍には勝ち目がなくなってきたと見ているようだ。

   キングメーカーを目指している麻生は、安倍・菅官房長官と距離を置き、岸田を担ぐのではないか。石破は、今度300票から405票に増えた地方票と小泉進次郎を取り込み、決選投票では2、3位連合で安倍をひっくり返すのではないか。

   どちらにしても、安倍政権が「死に体」になったことだけは間違いない。

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