2018年 11月 15日 (木)

<植物男子ベランダー>(NHK総合)
名バイプレーヤー田口トモロヲほぼ一人芝居・・・クスッと笑って癒される「ベランダ園芸オタク」

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   都会のベランダで自分勝手な育て方で植物を愛し、植物に翻弄される孤独なバツイチ男「ベランダー」(田口トモロヲ)の日々を描いていく。原作はいとうせいこうのエッセイ「ボタニカル・ライフ 植物生活」で、数年前からNHK・BSプレミアムで不定期放送され、この4月(2018年)からNHK総合「よるドラ」枠に移った。

   2話目は「盆栽ぎりぎり」の巻。部屋のお気に入りの場所に置くための鉢を探しになじみの花屋へ向かったベランダーは、よりにもよって手入れが難しい野梅(やばい)の盆栽を購入してしまう。はたして、満開だった花が散り、こまめに剪定をしなかったがために、枝は伸び放題の無残な姿になってしまった。

   そこに、盆栽にうるさい先輩(松尾スズキ)が家に遊びに来て、植物に接する姿勢を痛烈に批判される。先輩の忠告通りに盆栽中心の生活に切り替えるのか。ベランダーの存在そのものを揺るがす難問に苦悩する。

おしゃれなBGMもお聞き逃しなく

   名バイプレイヤーとして活躍する田口トモロヲが、ほぼ一人芝居のように主人公を演じている。植物に大げさなまでに一喜一憂するこっけいな男のキャラクターは好みが分かれるところだが、ベランダで植物を育てたことがある人なら誰もが共感できるエピソードが必ずあり、クスッと笑えて癒される。

   さらに、人気の多肉植物のミニコーナーがあったり、その回のテーマに合ったおしゃれなBGMが流れたりと、見ているだけで植物と音楽にちょっと詳しくなれるのも嬉しい。

   ここ何年か、「孤独のグルメ」(テレビ東京系)など深夜のグルメドラマがヒットしているが、植物をテーマに成功しているのはおそらくこのドラマだけ。深夜枠なので目立っていないが、他局の追随を許さないNHKの自信作とみた。(4月14日深夜23時30分~)

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